公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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埋蔵文化財調査室


北九州市の埋蔵文化財 最新の遺跡発掘調査

京町遺跡第11地点
所在地  北九州市小倉北区京町三丁目41番
調査時期 平成28年8月22日〜平成28年10月14日


調査の内容
 
 本遺跡は小倉城の東曲輪にあり、城郭の北端に位置する。今回の調査では、近世の石垣2面と近代の石垣1面を確認した。これらは全て東西方向の石垣で、旧海岸線に位置していたものと考えられる。
 1面目の石垣1は切石布積みで、東部で赤レンガの排水溝が接続している。明治期の地図によると海岸線に沿って鉄道が敷かれており、これに関連して設置されたと考えられる。石垣2は石垣1のすぐ南にあり、石垣1が石垣2を支えにして築かれた状態である。東側の一部が切石布積みであるが、その他は野面積みである。石垣2のみ下部で胴木を確認したが、胴木の長さや本数、横木の有無など場所によって構造が異なり、また横木と胴木を合わせる為の欠き込みの位置にズレがあるなど、胴木部分からの大規模な作り替えが行われたことを示唆する。また、石垣3は石垣1・2から6mほど南側に位置し、大型の石材が使用されている。上部は大きく壊されているとみられ、本来の高さは不明である。遺物はほとんど出土していないが、近世初期の築造と考えられるものである。
 石垣1・2の南側には砂丘上に褐色の土が整地され、屋敷地が造成されている。屋敷地内からは埋甕や土坑、柱穴などの遺構が確認され、これらから近世の陶磁器類や土師器、瓦など多くの遺物が出土している。
 今回の調査で確認された石垣は、近世初期の段階から近代に至るまでの小倉城における石積み技術の変遷を追うことができ、小倉における城郭形成過程を考える上で重要な資料を得ることができた。


“京町遺跡第11地点 01"
調査区近景 (北東から)
“京町遺跡第11地点 02"
石垣2検出状況 (北西から)
              “京町遺跡第11地点 03"
石垣3検出状況 (北から)



主な遺構
江戸時代〜近代  旧海岸線の石垣3面、土坑、柱穴、埋甕など
       

主な遺物
江戸時代〜近代  陶磁器、土師器、瓦など
コンテナ  510箱