公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

目次

財団の活動

北九州芸術劇場
響ホール
音楽事業
埋蔵文化財調査室
紹介
最新の発掘情報
平成28年度の発掘情報
普及活動
出版事業
北九州国際音楽祭
北九州市ジュニアオーケストラ
北九州市少年少女合唱団

施設あんない

北九州芸術劇場
響ホール
大手町練習場
施設空き状況
劇場・響ホール・市民会館
戸畑市民会館

公演スケジュール
公演詳細情報

刊行物
かるかる
ステージ通信「Q」

財団について
財団概要
事業概要

リンク
北部九州文化ネットワーク会議

お問い合せ
お問い合わせ

トップページへ戻る

埋蔵文化財調査室


北九州市の埋蔵文化財 最新の遺跡発掘調査

小倉城三ノ丸跡第10地点
所在地  北九州市小倉北区城内5番
調査時期 平成28年5月25日〜平成28年8月15日


調査の内容
 
 調査地は紫川の下流域西岸の低丘陵先端付近に立地する。江戸時代の小倉城三ノ丸の範囲内にあたり、標高は7m前後である。検出した遺構面は3面を数え、江戸時代及び中世の小倉城郭の構造を解明する上で貴重な資料を得た。特に江戸時代の三ノ丸の様相の一部が明らかになったことが主要な成果である。
 第1面では江戸時代の道路跡と堀跡、そして道路に接する武家屋敷との境界である石列溝などを検出した。道路や屋敷地などの配置は、幕末の絵図と照合するとほぼ合致する。道路の幅は約8mで、表面には砂利敷きの舗装が施されていた。屋敷地部分は現代の攪乱によって大半が破壊されていた。堀は調査区の北辺に沿う形で検出したが、法面を残す為に底面まで検出できなかった。堀の覆土からは主に近代以降の遺物が出土した。石列溝は屋敷地の側溝の他に、道路を横切るものを含めて計4条を検出した。
 第2面は道路跡や石列溝の下層で検出し、小笠原氏入封前後の江戸時代初期の遺構を多数発見した。土坑や溝が密集した状態で検出された。
 第3面の遺構は恐らく中世(戦国時代末期以前)の壕で、調査区中央を南北方向にのびており、幅5m前後、深さ2m前後である。


“小倉城三ノ丸跡第10地点 01"
江戸時代の道路跡と石列溝 (東から)
“小倉城三ノ丸跡第10地点 02"
江戸時代初期の遺構群 (上が北)
              “小倉城三ノ丸跡第10地点 03"
中世の壕完掘状況 (北から)



主な遺構
中世〜近世   土坑41基、溝7条、石列溝4条、柱穴66個、
  江戸時代の堀、中世の壕     

主な遺物
中世〜近世   陶磁器、瓦、煙管、寛永通寳、砥石など
コンテナ   173箱