公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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埋蔵文化財調査室


北九州市の埋蔵文化財 最新の遺跡発掘調査

北浦廃寺第6次調査
所在地  北九州市八幡西区永犬丸一丁目
調査時期 平成28年9月26日〜平成28年10月21日


調査の内容
 
 今回、第6次調査として以前から土壇として把握されていた北東隅角部の面積700 ㎡の箇所を調査した。調査期間は、平成28年9月26日〜同年10月21日までの間である。遺跡は、標高6mの西方から東方向に延びる低台地の先端部に立地する。
 戦前に鉱害復旧事業のためにすでに土取りが行われ、土壇の南側大半部を失っていた。今回、この土壇がどういう性格であるのかを探るべく、手掘りで表土を掘削し、検出作業を行った。その結果、「コ」字形に雨落ち溝を検出し、一辺13〜14 mのやや丸味を有する方形基壇を検出した。
 この方形基壇は、地山成形したのち赤褐色、灰茶褐色粘質土で版築されており、その厚さは約1.4mあった。また、基壇北東隅角部で誰かが持ち出そうとして途中断念した礎石が見つかった。平坦面は小叩きを施し、平らに造り出している。雨落ち溝内から出土した大量の瓦片は、大半が小片となり粉々に割れ散在していたことから、平屋の屋根から落下した物ではなく、さらに上層階の屋根から落下した物と考えられる。
 また、北西隅角部に瓦溜まりが検出され、その中から鳥衾(とりぶすま)に使われたと思われる一回り大きい軒丸瓦の瓦当面が出土し、この方形基壇の建物は切妻式の屋根ではなく、四柱式の屋根である可能性が高くなった。
 以上のことから、この方形基壇は2〜3層階をもつ四柱式の建物で、金堂または塔の可能性が高いことが明らかとなった。


“北浦廃寺第6次調査 01"
遺跡遠景 (南から)
“北浦廃寺第6次調査 02"
調査区全景 (左が北)
              “北浦廃寺第6次調査 03"
1号瓦溜まり俯瞰 (上が北)



主な遺構
平安時代  基壇、土坑、柱穴、溝、瓦溜まり
       

主な遺物
弥生時代〜平安時代  弥生土器、土師器、須恵器、瓦器、瓦など
コンテナ  252箱