公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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平成29年度 こども考古学講座『君も考古学者だ!』

第3回「メダイ作り」を8月27日(日)に行いました。

 第3回こども考古学講座は、メダイ作りです。

 メダイとは、キリスト教で使用する祈りの道具です。1549年にフランシスコ・ザビエルが初めて日本にキリスト教を伝えた頃から、メダイやロザリオなどの信仰しんこうも日本に持ち込まれたと考えられます。日本では、全国各地の戦国大名せんごくだいみょうの保護の下、キリスト教は広まっていきます。北九州では小倉城を築城した細川ほそかわ忠興ただおきがキリシタン大名として有名であり、小倉城の発掘調査でメダイが出土していることからも、このことが事実だと物語っています。

 キリスト教で使用する道具が発掘調査で出土することは大変珍しく、メダイの他に十字架じゅうじかやロザリオなど様々な道具が出土しています。このように発掘調査によって出土したキリスト教の遺物を、考古学の世界では「キリシタン遺物」と呼んでいます。

 また、北九州市では現在2点のメダイが出土しており、今回の講座で作成したメダイは黒崎城の城下町跡から出土したものです。

 始めにこのような説明を行い、作業へ移ります!
まずメダイの鋳型いがたの型部分にベビーパウダーを筆で薄く塗ります。塗りすぎた分ははたき落とします。この作業によって鋳型に合金ごうきんが付着しにくくなります。
 その後、すきまが無いように鋳型をきっちりと合わせます。次に、鍋をコンロに設置して合金を溶かす作業に移ります。合金を鍋の中に入れ、コンロに火を付けます。数分経つとだんだんと合金が溶けていき、水の様になります。子供達は、金属が溶ける様子を見て「おー!溶けたー!」と驚いていました。合金の形が無くなってから完全に溶けきるまで、およそ10秒かかるので、子供と一緒に10数えていきます。

 いよいよ鋳型に合金を流し込む作業です。鍋から鋳型に合金を流し込む時は、火傷に注意して慎重に流し込みます。子供達はしっかり両手で鍋を持ち、ゆっくりと鋳型の中に合金を流し込んでいきます。勢いよく入れてしまうと鋳型から合金が溢れてしまいます。また逆に慎重になりすぎると途中で合金が冷えてしまいます。合金を流し込んだ後は、合金が冷えて固まるまで5分程待ちます。子供達にはこの5分が待ち遠しい様で「まだかなー?」と時計の針を繰り返し見ていました。

 さあ、5分経つと合わせていた鋳型を取り外します。パカッと鋳型を外すと片方の鋳型にメダイが付いています。子供達は「おおー!できたー!」と声をあげて、鋳型からメダイを取り外していきます。その後、鋳造した時のよけいな部分である「バリ」を紙やすりで削り、クレンザーで磨いて完成です。最後にネックレス用のひもを通して首から下げました。

 メダイが完成した後に、センター2F展示室に展示している本物のメダイの見学・解説を行い、本物を感じてもらいました。

 この講座を受けて、歴史や考古学への興味や関心が生まれてくれると嬉しいです。また、新しいことにチャレンジすることや、物を作ること、疑問を持つことなど、講座を受けた子供達の心に残るものになると幸いです。


※この講座の参加募集はすでに締め切りました。またのご参加お待ちしております。



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こども考古学講座 01

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