公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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平成28年度 市民考古学講座

『北九州の歴史を考古学の力で紡ぐ』

第1回『縄文』〜石の道具からみた縄文時代〜
を5月26日(木)に行いました。


 今年度の市民向け考古学講座の第1回目は縄文時代の石の道具、石器をテーマとしてとりあげました。

 人類が初めて手にした道具は石器でした。約3万年前から始まる旧石器時代は、石器と骨角器が狩猟用の道具であり、人々は食料となる大型獣を追う遊動生活を行っていました。こうした生活環境にあっては、いかに効率よく石器を製作し、使用していくのかという点が重要であり、そのため規格的な剥片をとる技術が発達しました。また、人々は石器づくりに適した黒曜石やサヌカイトの原産地を移動生活の中に組み込み、直接的な石材の採取を行っていました。

 このような旧石器時代の石器製作や石材の入手方法が、縄文時代になると大きく変化します。まず、土器の発明や、温暖化による環境変化により、植物食の利用や漁撈活動が活発化し、人々は定住生活をはじめるようになります。また、石器づくりに関しては、押圧剥離という、細かい加工技術が普及します。さらに、定住生活の開始により、良好な石材が取れる場所から離れた集団は、交易によって石器石材の入手を行うようになりました。

 石器づくりに関するこうした状況の変化は、旧石器時代に盛んに行われていた規格的な剥片製作を衰退させると同時に、細かい加工技術を駆使した石鏃などの小型石器を発達させます。また、多様化した生業活動に対応するためにいろいろな種類の石器が製作されるようになります。

 今回の講座では、以上のような内容を図や写真を用いて出来る限り分かりやすく説明するとともに、北九州市内で出土した縄文時代の石器を実際に手に取って頂き、観察をして頂きました。直接手に触れる黒曜石や石斧の感触に、受講生の皆さんは縄文人の技術に感心すると同時に、石器を通じて縄文文化の一端を体感できたのではないかと思います。


※この講座の参加募集はすでに締め切りました。またのご参加お待ちしております。



<写真はクリックすると大きく表示されます>


市民考古学講座 01

市民考古学講座 02