公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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埋蔵文化財調査室


北九州市の埋蔵文化財 最新の遺跡発掘調査

木町遺跡
所在地  北九州市小倉北区木町一丁目
調査時期 平成29年1月6日〜平成29年2月28日


調査の内容
 
 本遺跡は小倉北区木町一丁目、木町台地端部の標高6〜7mの地点に位置し、200mほどで紫川に到達する。調査面積は2287.38㎡である。調査区西側では、約1mの埋土を取り除くと暗褐色の自然堆積層(地山上層)が検出され、その下層に明黄褐色で礫を含む地山層(地山下層)を確認した。包含層は確認できなかった。
 遺構としては、総柱建物跡1棟、鎌倉・室町時代の掘立柱建物跡が3棟、鎌倉・室町時代の地下式土坑1基、鎌倉時代〜昭和までの土坑37基、幕末〜明治の井戸9基を検出した。
 総柱建物跡は、調査区西側の暗褐色土面から検出された。その規模は、2間×2間で、約3.6m×3.6mであり、掘方は最大で1.5mを測る。掘方内には直径33cmの柱痕が検出された。掘方内からの出土遺物は少ないが、付近から奈良時代の須恵器が出土したことや、掘方の規模などから奈良時代の倉が想定される。
 以上のように木町遺跡では、古代から現代までの人々の生活を確認するための貴重な資料を得た。


木町遺跡 01
遺跡全景
木町遺跡 02
総柱建物跡 (西から)
              木町遺跡 03
調査状況



主な遺構
古代〜現代  土坑37基、建物跡4棟、井戸9基        

主な遺物
古代〜現代  須恵器、土師器、瓦器、陶磁器など
コンテナ  117箱