公益財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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埋蔵文化財調査室


平成29年度 市民考古学講座

第3回「古墳」を9月28日(木)に行いました。

 第29年度の第3回市民講座は、「古墳時代の集落について」をテーマにしました。

 まずは古墳時代の概略についての解説をしました。古墳時代は主に前期・中期・後期の3時期に分けて考えられています。各時期の代表的な古墳の例や北九州・その周辺の古墳などの写真を見ながら、古墳時代の流れについて説明をしました。

 次に、古墳時代の集落についてお話しました。全国で数多くの発掘調査が行われていますが、集落の実態に迫ることができるような良好な調査例は実際あまり多くありません。その中で首長居館の発掘調査でその様子が分かった遺跡として、群馬県の三ツ寺Ⅰ遺跡があります。三ツ寺Ⅰ遺跡においては、堀で囲まれた広大な場所に首長の居宅が存在し、王が行ったとみられる水の祭祀場などが確認されました。また奈良県の南郷なんごう遺跡群は、南北1.7km、東西1.1kmの範囲内に王の居館や工房、水の祭祀場などが確認された「王都おうと」と呼べるような規模の集落群です。

 一般の人々が暮らした集落として著名なのは群馬県の黒井峯くろいみね遺跡です。この遺跡は噴火によって埋没した古墳時代の集落ですが、集落内における建物の配置や竪穴住居内における土器の配置など当時の生活の細かな様子を忠実に復元することができる好例です。

 一方、北九州市内では首長居館は発見されていませんが、一般の集落として長野A遺跡などがあります。市内における古墳時代の集落については、特に近隣の古墳との関係性に注目が集まっており、古墳の築造と集落の営みが連動する可能性があります。

 最後に、当市の文化企画課で最近行った八幡西区における発掘調査の成果についてお話しました。調査した遺跡は古墳時代後期の集落跡と考えられ、5基の竪穴住居を確認しました。竪穴住居の中から、食器として使用された須恵器の杯や煮炊き用の甕など数多くの土器が出土しました。今回は発掘した土器の一部を講座室に持ち込み、実際に触っていただきました。

 実際に土器を触りながら、須恵器と土師器の違いなどについて、説明しました。受講生の皆さんはとても喜んでくださり、古墳時代の暮らしについて、より関心を深めていただけたと思います。

(北九州市市民文化スポーツ局文化企画課 学芸員 宮元香織)


※この講座の参加募集はすでに締め切りました。またのご参加お待ちしております。



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市民考古学講座 01

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