香月遺跡第5地点

所在地  北九州市八幡西区香月中央一丁目、二丁目

調査時期 令和347日〜423

調査面積 197㎡     

        


調査の内容
     

 

 本遺跡は遠賀川の中流域東岸に位置し、尺岳に源を発し遠賀川に流れ込む黒川の北側にある。調査区は養生寺の北に隣接しており、南東約400mには杉守神社がある。標高は約10mで、黒川の氾濫原に位置しており、遺跡の最下層には1〜30㎝大の礫層があり、礫層の中にはほとんど遺物は含まれていないが、一点のみ、古墳時代の土師器埦が一部を打ち欠いた状態で出土している。埦は正位置の状態で、周辺は他の部分よりも小礫が集中する高まりとなっており、意図的に埋置した可能性がある。

 また、礫層上面には褐色系粘質土の遺物包含層が堆積する。ここには古墳時代〜中世までの遺物が含まれており、その多くは6〜8世紀の須恵器、土師器である。小破片が多いものの、ほとんど磨滅しておらず、特に下層には完形品に近い遺物もわずかに含まれていることから、近隣にこの時期の集落があるものと推測される。

 当地域では古墳時代〜古代の集落の状況が不明瞭で、今回の調査では当該期の周辺集落の状況を知る上で、重要な成果を得ることができた。




    
    
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                          1区全景(上が北)
                
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                            2区全景(上が南)
               
香月5_礫層から出土した土師器埦(南から).jpg
                         礫層から出土した土師器埦(南から)
       

        

主な遺構

古墳時代〜中世の遺物包含層

 溝状遺構、土坑、ピットなど

       
主な遺物

古墳時代〜中世の遺物包含層

 68世紀の土師器、須恵器、中世の青磁、こね鉢など     

コンテナ

 40箱