ヴァイオリン奏者、ギル・シャハムは、最も優れた技術を持つクラシック演奏家の一人として、聴衆や批評家から国際的に認められている。そして彼の演奏は、一流オーケストラや著名な指揮者、世界中の名高いコンサート・ホールや最も権威のある音楽祭から求められている。
1971年アメリカ・イリノイ州のシャンペイン・アーバナ生まれ。両親と共に移住したイスラエルで、7歳からヴァイオリンを始め、ルービン・アカデミー・オブ・ミュージックでサミュエル・バーンスタインに師事し、アメリカ・イスラエル文化財団の年間奨学生となる。1981年には、エルサレムでハイム・タウプに師事する一方、エルサレム交響楽団、およびイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演でデビューを果たした。同年より、アスペンでドロシー・ディレイとジェーンズ・エラーマンのもとで学びはじめる。1982年に、イスラエルのクレアモント・コンクールでの優勝の後、奨学金を受け、ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ、ヒョー・カンの両氏に師事した。また、コロンビア大学でも学んでいる。
2005/06シーズンの主な活動として、米国では、ニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ニュー・ワールド交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、セント・ルイス交響楽団、ミルウォーキー交響楽団、ニュージャージー交響楽団、ダラス交響楽団と、欧州では、ローマ、フィレンツェ、バーミンガム、プラハ、パリ、ロンドンの一流オーケストラと共演。さらに、ロンドンのアカデミー室内管弦楽団のコンサート・マスター兼ソリストとして米国ツアーに参加した。
オーケストラとの数多くの共演に加え、シャハムは、ピアニストの江口玲と定期的にリサイタル・ツアーを行っている。また、彼の妻であるヴァイオリニスト、アデール・アントニーをはじめ、妹のオルリ・シャハム(ピアノ)、義理の兄である指揮者、ディヴィット・ロバートソンら家族との共演も楽しんでいる。2006年夏には、イェフィム・ブロンフマンおよびトゥルルス・モルクとツアーを行い、シューベルトのピアノ三重奏曲を演奏、その録音も行っている。
24枚以上にもなる彼の協奏曲やソロのCDの多くが米国内外のレコード・チャートに登場し、また、グラミー賞、グランプリ・デュ・ディスク、ディアパソン・ドール、グラモフォン編集長賞(Gramophone
Editor's Choice) といった権威ある賞に輝いている。最新の録音には、自ら設立したレーベル、カナリア・クラシックスから発売された「フォーレ作品集」(ピアノ:江口玲)、「ギル・シャハム・プレイズ・プロコフィエフ」(ピアノ:オルリ・シャハム)などが挙げられる。
1990年にエイブリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞。使用楽器は1699年製のストラディヴァリウス“ポーリニャック伯爵夫人”。現在はニューヨークに、妻・アデール・アントニーと二人の子供と住んでいる。
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