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林 美智子 HAYASHI,Michiko  (メゾ・ソプラノ/Mezzo Soprano)

林美智子

東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科修了。二期会オペラスタジオ修了。新国立劇場オペラ研修所第 1 期修了。

2002 年 3 月より一年間文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンへ留学。 03 年 12 月アテネで開催された「国際ミトロプーロス声楽コンクール 2003 」で最高位入賞 ( 順位なし ) し、入賞者記念コンサートと表彰式がギリシャ国内でテレビ放映された。これによりアテネ五輪の文化事業の一環として 05 年 10 月アテネのヘロド・アティクス野外劇場で上演されたオペラ『エウメニデス』(世界初演 / 演奏会形式)に復讐の女神コルフィ役での出演を果たした。第5回ホテルオークラ音楽賞を受賞。

早くからその存在はオペラ界の注目するところであったが、 2002 年新国立劇場公演『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル役でデビュー。以後は同年二期会創立 50 周年記念公演『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)ケルビーノ役で好評を博し、続く 2003 年 7 月には同記念公演『ばらの騎士』にオクタヴィアン役で出演し、名演出家G.クレイマーに絶賛された。また同年 11 月には日生劇場開場 40 周年記念特別公演にてベルク『ルル』( 3 幕版 / 日本初演)に出演、難役を見事に演じ切った。

2004 年 7 月、センセーショナルな舞台が話題を呼んだ宮本亜門演出による『ドン・ジョヴァンニ』にツェルリーナ役で出演したほか、 2005 年 9 月には『運命の力』プレツィオジッラ役で初のヴェルディ作品に挑み、舞台で一際精彩を放った。また同年 12 月に佐渡裕指揮『ヘンゼルとグレーテル』(兵庫県立芸術文化センターオープニングシリーズ)で魅力溢れるヘンゼル像を披露し、喝采を浴びた。

最近では 2006 年 4 月に東京二期会公演『皇帝ティトの慈悲』にセスト役で出演、天才演出家ペーター・コンヴィチュニーの意図を見事に具現化した演唱で公演を成功に導いた他、同年 9 月には再び宮本亜門演出による同公演『フィガロの結婚』で当たり役のケルビーノを演じ、その評価を決定付けた。

コンサートでは、グレツキ「悲歌のシンフォニー」のソリストとして、カジミエシ・コルド指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と共演したほか、「第九」「メサイア」「レクイエム」「戴冠ミサ曲」「 C moll ミサ」「マニフィカート」「エリア」など数多くの独唱をつとめる。 2000 年には東京都交響楽団「真夏の夜の夢」( G. ベルティーニ指揮)のソリストに抜擢され出演、また新星日響定期ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』<演奏会形式>にイニョルド役で出演し、鮮烈な印象を残した。 2001 年東京シティ・フィル定期でマーラー「交響曲第 4 番」、山形交響楽団定期でベルリオーズ「夏の夜」とファリャ「三角帽子」を演奏。 2005 年に九州交響楽団「アルト・ラプソディ」で新境地を拓き、最近では 2006 年に林自身を想定して書かれた林望作詞野平一郎作曲による「演劇的組歌曲『悲歌集』」を初演し大成功を収めた他、広上淳一指揮東京都交響楽団との共演で再びマーラー「交響曲第4番」を演奏、より成熟した歌唱で絶賛を博した。

また、「NHKニューイヤーオペラコンサート」に 2005 年から連続出演している他、 2006 年には待望のファースト・アルバム「赤と黒」がビクターエンタテインメントよりリリースされるなど、  21 世紀の声楽界を担うメゾソプラノとして、更なる活躍に大きな期待が寄せられている。二期会会員。


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