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坂本 朱 SAKAMOTO,Akemi  (メゾ・ソプラノ/Mezzo Soprano)

 

 東京芸術大学卒業。同大学院オペラ科修士課程修了。伊原直子、高橋大海、アンジェロ・ロフォレーゼの各氏に師事。芸大大学院在学中、関西日伊コンクール入選、第7回新人音楽コンクール(飯塚)にて大賞及び文部大臣奨励賞受賞。1989年イタリア政府給費留学生としてジュゼッペ・ヴェルディ国立音楽院に学ぶ。

 1991年トーティ・ダル・モンテ国際コンクール及びベッリーニ国際音楽コンクール優勝。トレヴィーゾ・ロヴィーゴにてペーター・マッグ指揮「コシ・ファン・トゥッテ」のドラベッラ役で出演した他、イタリアの作曲家フランコ・バッティアートの新作オペラ「ギルガメッシュ」の女神役にも抜擢され、ローマのオペラ座でも公演を行う。同年フランチェスコ・ヴィーニャス・コンクールにて第3位入賞。

 1993年にはバッティアートのミサ曲のソリストとしてイタリア各地の主要な教会にて演奏し、アッシジ、聖フランシスコ教会でのコンサートは全国にテレビ放映された。

 以後、「ナブッコ」のフェネーナ、「セヴィリアの理髪師」のロジーナ、「カルメン」のタイトルロール等に次々と抜擢され、豊かな表現力と圧倒的な存在感で喝采を浴びた。

 1996年第24回ジロー・オペラ賞新人賞、翌年には第25回ジロー・オペラ賞を連続受賞。

 同年秋のサイトウキネン・フェスティバルでは、オペラ「ティレジアスの乳房」に唯一の日本人ソリストとして参加し注目を集めた。その後、三枝成彰「忠臣蔵」の大石主税役、新国立劇場開場記念公演「建・ TAKERU 」の倭姫役で出演し、その存在感を強く印象づけ、1999年の新国立劇場「カルメン」タイトルロールでは、ひときわ輝きを見せた。

 2002年9月カザルスホールにてロベルト・マリア・クチノッタ氏と、歌とパイプオルガンによるリサイタルを行い大成功を収めた。

 オーケストラとの共演も近年数多く、テミルカーノフ / サンクトペテルブルク・フィルと「アレクサンドル・ネフスキー」(03年10月)、ホーネック / 読売日響と「マーラー:交響曲第3番」(04年1月)「ヤナーチェク:グラゴール・ミサ」(04年10月)、マーカル / チェコ・フィルと「第九」(04年11月)、群響と「ベルリオーズ:夏の夜&ファリャ:三角帽子」(05年7月)、シティ・フィルと「ヴェルディ:レクイエム」(05年10月)などを共演し、いずれも好評を博した。またオペラへの出演も意欲的で、新国立劇場オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」ローラ役(04年9月)、同「アンドレア・シェニエ」ベルシ役(05年11月)、彩の国ヴェルディ・プロジェクト「トロヴァトーレ」アズチェーナ役(05年3月)で出演し、いずれも圧倒的な存在感と演技力で話題を集めた。

 2006年には山響定期「ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩」や、京響&東響と「シェーンベルク:グレの歌」で共演する他、新国立劇場オペラ「運命の力」ではプレツィオジッラ役で出演。

 イタリアと日本を拠点に、各地で数多くのコンサートに出演。教会音楽へも幅を広げ、多くの教会でパイプオルガンとのコンサートを行う。 二期会会員。

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