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シュピーゲル弦楽四重奏団 Spiegel String Quartet

 1996年ベルギーを代表するヴァイオリニストで、エリザベート王妃国際コンクール等多くの受賞歴を持つ川口ヱリサ、王立フランダース音楽院教授ヤン・スキファー等によって結成される。創立当初から各地で高い評価を獲得し、アントワープ、ブリュッセル、ゲント等ベルギー国内はもとより、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ニュルンベルクのマイスタジンガーホール、パリのシャトレ座等ヨーロッパの主要ホールで演奏会に出演。また、北ドイツ放送、BBC、スイス・ロマンド放送、ラジオ・フランス等に招かれて数多くの録音を行う。レパートリーは、古典ナンバーから近代作品、コンテンポラリーに至るまで幅広く、スティーヴン・コヴァセヴィッチ、ジョアンナ・マクレガー、フローラン・ボファール、アコーディオンの第一人者テオドロ・アンゼロッティ等多彩な顔ぶれを共演者に迎えている。

 2003年ドイツのMDGレーベルと契約、ルクー及びフランク、ショーソン作品集CDをリリースし絶賛を博す。

 「シュピーゲル」とは“鏡”を意味し、微妙な明暗のなかに、川口ヱリサのしたたるような美音が色彩を射してゆくさまは、ルーベンスに代表されるフランドル絵画の栄光を思わせる。

 王立フランダース音楽院レジデント・アンサンブル、フランダース政府公式文化使節。

 ベルギー国立ラジオ「クララ」主催 第2回クラシックCD大賞 最優秀ベルギー作品賞受賞。

川口ヱリサ Elisa Kawaguti  (第一ヴァイオリン 1st. Violin)

北九州市生まれ。5才よりヴァイオリンを始め、平井淳衛、矢嶋佳子に師事し、東京芸術大学附属高校では多久興、東京芸術大学では海野義雄、ブリュッセル王立音楽院ではアンドレ・ゲルトラー、カティ・セバスチャンの両氏に師事する。第49回日本音楽コンクール優勝。第8回ヴィエニアフスキ国際コンクール、1984年パガニーニ国際コンクール、1985年エリザベート王妃国際コンクール入賞。北九州市民文化賞受賞。1984年度文化庁派遣芸術家在外研修生としてベルギーに留学して以来、当地に在住し、現在に至る。日本をはじめ、中国、ヨーロッパ各地でソロ、室内楽共に活発な演奏活動を続ける傍ら、執筆や講演も幅広くこなす。1990年よりブリュッセル王立音楽院で2年間講師を務めた後、現在はルーヴァン・レメンス音楽院の教授である。1996年から2001年まで、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め、2002年よりシュピーゲル弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者として、ヨーロッパ各大都市での公演を続けている。また、ベルギーのユーロ・ニッポン・ミュージック・フェスティヴァルの音楽監督を務めている。

ステファン・ウィレムス Stefan Willems  (第二ヴァイオリン 2nd. Violin)

 ベルギー・トゥルナウト生まれ。アントワープ王立音楽院にて、ヴァイオリンをレーナルツ、ルービンシュタイン両教授の元で学び、最優秀の成績で卒業。作曲や指揮法も納めた後、イギリスへ留学。ロンドンのギルドホール音楽院にてイフラ・ニーマンに師事。ユーディ・メニューイン、イダ・ヘンデルのマスタークラスも修了する。1987年ブリュッセルにおけるシャルル・ベリオコンクールに優勝した他、1988年アントワープの「若きヴィルトゥオーゾ」コンクール、1995年バーミンガム・フェスティヴァルコンクールにそれぞれ入賞。ベルギーの主だった合奏団(ベートーヴェン・アカデミー、イ・フィアミンギ、イル・ノヴィチェント等)と共演した他、現在は自らソリスト、指揮者としてトクサンドリア・アンサンブルを率い、若手の音楽家養成にも取り組んでいる。シュピーゲル弦楽四重奏団には1999年より参加。


レオ・デ・ネーヴェ Leo De Neve  (ヴィオラ Viola)

 ベルギー・ハッセルト生まれ。兄弟姉妹5人全員が音楽家であるという環境に育ち、ブリュッセル王立音楽院にて、ヴァイオリンをアンドレ・ゲルトラー及びカティ・セバスチャンに師事。後にヴィオラをドイツのデトモルト、ベルリン両国立音大で、ブルーノ・ジェランナに師事。ユーリ・バシュメット、ディミトリ・チェバリンのマスタークラス修了。弱冠24才にして、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ首席奏者に就任。その後ブリュッセル王立オペラ劇場首席として迎えられる。ベルギー・フランドルの知られざる古い作品の発掘、又若手の現代作家作品初演なども数多く手がけ、録音も多数。ソリスト・室内楽奏者としての多くの経験を生かした上、1996年シュピーゲル弦楽四重奏団を創立する。教育者としても後進の指導に熱心で、アントワープ王立音楽院教授である彼のクラスには、ベルギー国内に限らずヨーロッパ、アジア各国から入門者が後を絶たない。

ヤン・スキファー Jan Sciffer  (チェロ Violoncello)

 ベルギー・ゲント生まれ。ゲント、ブリュッセル両王立音楽院にて、エドモン・バルト、ヴァン・リスベトの各師に師事。オランダ・マーストリヒトの王立音楽大学大学院に進み、ミレル・ヤンコヴィッチに師事。ハインリッヒ・シフ及びベルリンスキーのマスタークラス修了。ベルギーにおける「プロ・シヴィターテ」コンクール、国立ラジオ・テヌートコンクールにそれぞれ優勝した後、本格的な演奏活動に入る。ソリストとして活躍するかたわら、新ベルギー室内合奏団、ブリュージュ・バロック合奏団等の首席奏者をも務める。シュピーゲル弦楽四重奏団創立以来のメンバーであり、ヴィオラ奏者のレオ・デ・ネーヴェと共に、ベルギーの若手現代作曲家作品の紹介や録音、又フランダースの歴史に埋もれた作品再発見の為に貢献している。ブリュッセル王立音楽院講師として10年間勤めた後、エークロー、モル両音楽アカデミーの教授として、後進の指導に当たり、その知識の幅広さと子供たちへの教育法には定評がある。


 

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