CulCul5月号 2013 page 3/16

CulCul5月号 2013

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概要:
北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

3 CulCul 2013.May『「大猫座」の「ときわばし」でのリーディング公演の様子』金鶏ボンベ「聞いていい?」チラシブログなどで麺好きな顔を見せている泊氏。どんな作品になるのか、タイトルを見るだけで期待が膨らむ。この後も、7月には寺田剛史氏、大畑佳子氏のユニット「block」と、藤原達郎氏のユニット「大体2㎜」が公演予定だ。 こういったユニット公演の興味深い点の一つは、その上演場所だ。カフェ、ライブハウス、大学構内、多目的ホールと、実に多岐に渡っており、「街」はどんな場所でも「劇場」に成り 春である。様々なモノが新たに動き出す季節。北九州の演劇界にも、様々な動きがみられる季節でもある。 中でも「飛ぶ劇場」の劇団内ユニットの動きには目を惹かれる。〝ユニット?とは、劇団員自らが代表となり、自身のカラーで作品を発表する集団の事。「飛ぶ劇場」内には数多くのユニットが存在するが、今年の春から夏にかけて、特にその動きが活発だ。 2月には鵜飼秋子氏、内田ゆみ氏、内山ナオミ氏のユニット「さかな公団」がリーディング『白と黒の手紙』を上演。また、3月には宇都宮誠弥氏のユニット「宇都宮企画」が『さよならニコラ』を、そして、4月には木村健二氏が新たに立ち上げたユニット「金鶏ボンベ」が『聞いていい?』を上演した。 劇団内ユニットの先駆と言っていいだろう有門正太郎氏率いる「有門正太郎プレゼンツ」は3月に、北九州芸術劇場アーティスト往来プログラムで『ひらめく! 折尾さんぽ』と銘打ったワークショップを開催。そして、この原稿を書いている段階では詳細未定となっているが、5月下旬には、代表の泊篤志氏が「飛ぶ劇Delivery」として『麺々と(仮)』という作品を発表予定だという。自身ののような一夜限りの「劇場」が街にたくさん生まれ、気軽にふらりと立ち寄れるような状況が常態となれば素晴らしいと思うし、きっとそれは遠い夢ではない筈だ。 もちろん、春には「劇場」での演劇公演も様々だ。老舗中の老舗、劇団青春座は5月に220回公演『もう一つの放浪記?花のいのちはみじかくて?』(作:橋本和子/演出:井生定巳/5月18日・19日/北九州芸術劇場中劇場)を上演予定だ。 演劇の形は一つではない。そして、この街にはそれを体験できる環境が整っている。これから、拙稿において、皆様に少しでもそれを丁寧にお伝えできたらと、新たな挑戦に背筋を伸ばす、春である。得るということを実感させてくれる。私も2月に北九州演劇フェスティバルの「まちなかラブリーディング」企画に「大猫座」として参加させていただき、小倉北区の「長崎街道茶店 ときわばし」でリーディング公演を行った。あえて会場の調度には一切手を加えず、そのままの空間で上演したのだが、まるで田舎の親戚の家に法事に来たような和やかな雰囲気の作品となった。演出家として良い経験をさせていただいたと思う。こ演劇hiroba おおつか えみこ演劇の街は、いま大塚恵美子演劇事務所 代表Emiko Otsuka「街」はどんな場所でも「劇場」となる