CulCul6月号 2013 page 4/16

CulCul6月号 2013

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概要:
北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

4【会期・会場】開催中~6月9日(日) 北九州市立文学館【観覧料】大人 500 円、中高生 200 円、小学生 100 円【お問合せ】北九州市立文学館 093(571)1505 ※月曜日休館当館の会期終了後も、各巡回展会場でそれぞれの地域の特色を加えた展示を行います。ぜひ足をお運びください。【巡回日程】 平成25年6月22日(土)~7月21日(日) 尾道市立美術館 平成25年10月4日(金)~11月4日(月) かごしま近代文学館 平成25年11月17日(日)~平成26年1月26日(日) 新宿歴史博物館学生と交友を持ちました。中でも今回は、森本六爾(考古学者)との交友を示す資料を公開しています。資料は、京都大学大学院考古学研究室の原則非公開資料を、特別に貸出しいただきました。森本は、松本清張の小説「断碑」の主人公のモデルでも知られています。資料は、芙美子が森本に宛てた書簡、贈った詩集や写真、メモのほか、森本の日記帳です。芙美子と森本、双方の同日の日記を読み比べてみると、双方の気持ちの揺れがうかがわれます。また、森本の記録や遺品から、交友が帰国後も続いたことが分かります。○南方派遣の行程 芙美子は、1942(昭和17)年10月に、陸軍報道部の徴用に 文学館では、6月9日(日)まで、北九州市出身の作家・林芙美子の生誕110年を記念した展覧会を開催しています。展示資料数は、およそ250点。四館協働企画ならではの充実した展示内容で林芙美子の実像に迫ります。○森本六爾との交友 芙美子は1931(昭和6)年11月から翌年5月まで、『放浪記』の成功で得た印税を元に、およそ半年パリで過ごしました。滞在中は、パリ国際大学都市日本館(薩摩屋敷)に住む留は、尾道市のおのみち文学の館「文学記念室」に常設されています。芙美子は強度の近視で、度の強い眼鏡をかけていました。執筆に熱中すると、眼鏡をはずし、顔と机をくっつけるようにしてペンを走らせていたそうです。そのため、机が前に動き、執筆の妨げとならないよう、重量のある机を特別に作らせたのです。 その他、絵画・書、遺愛品、交友を示す書簡(川端康成、渡辺一夫、九鬼周造など)も多数展示しています。応じて「南方視察」に赴きました。女性メンバーは、佐多稲子、美川きよ、小川いと子、水木洋子らで、それぞれに行程が決まっていました。芙美子は、シンガポール、ジャワ、ボルネオなどに滞在。現地の小学校での日本語教育の視察や講演、軍部で働く日本人女性の座談会などを行いました。また、スラバヤ郊外のトラワス村で村民との共同生活を二ヵ月ほど体験しています。この南方での体験は、晩年の代表作『浮雲』に色濃く表れています。南方での行程は、近年研究が進みつつあり、展示では地図パネルで南方での芙美子の行程を紹介しています。○芙美子の机 芙美子が晩年まで使用していた机、座椅子、箱火鉢などを展示し、書斎を再現しています。通常文芸hiroba 小 野   恵北九州市立文学館 学芸員Megumi OnoInformation芙美子から森本六爾宛の書簡と写真(1932.1.30消印)京都大学大学院文学研究科考古学研究室蔵森本六爾(1903-1936)考古学者。1931 年から1 年程フランスに私費留学し、芙美子と交流があった。スラバヤ郊外、トラワス村の村長一家と(1943.1)新宿歴史博物館蔵芙美子の書斎と遺愛品(展覧会会場)ようこそ文学館へ市制50周年記念 北九州市立文学館第14回特別企画展 「生誕110年 林芙美子展―風も吹くなり 雲も光るなり―」?林芙美子の実像に迫る 編?