CulCul 2月号 2014 page 6/16

CulCul 2月号 2014

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概要:
北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6震災から間もなく3年。石巻で見た漫画施設の存在感でいるところでした。テレビや新聞を通じての震災情報も以前に比べて少なくなり、被災地は落ち着いたのだろうと、九州にいると思ってしまいます。しかし、実際に訪れて、現地の様子を見たり聞いたりして感じたことは、震災はまだ終わっていない、ということでした。 東日本大震災当日、石ノ森萬画館には6メートルにも及ぶ津波が押し寄せました。一階部分は、グッズ商品など多くの物が流された他、電気や空調などの基幹設備が全壊しました。しかし被害は一階だけだったということで、震災後数日間は、石ノ 今年1月11日より開催中の「震災復興と漫画」展。北九州という場所で、石巻や福島など、東日本大震災の被災地について思いを馳はせてもらえる展示となっています。 今回の展示準備で、11月末、石ノ森萬画館に行きました。仙台空港に降り立ち、そこから電車を乗りつぎ石巻駅へ。海沿いの列車は、線路が復旧せず、バスなどによる代行運転を行っているため、石ノ森萬画館までも迂回路で向かいました。車窓から見える景色は、震災から3年を迎えようとして、ようやく瓦礫の撤収などが終わり、新たな家や仮設住宅などの建築が進ん森萬画館にも40名程の人が避難をしたそうです。大量に流れついたがれきの撤収に石ノ森萬画館のスタッフやボランティアが協力して作業を行い、早すぎるという声もある中、義援金や漫画家の協力など、たくさんの支援の下、2012年11月17日、東日本大震災から1年8ヶ月を経て、再オープン。それから常設展示室のリニューアル工事を行い、2013年3月23日にリニューアルオープンの日を迎えました。 石ノ森萬画館は、「株式会社街づくりまんぼう」が指定管理者で運営を行っています。この企業は、人材育成、市街地の活性化、産業振興などを目的に、地域づくりをしていて、そうした企業が漫画施設を運営しているというのは、全国的にも珍しいことです。今回、株式会社街づくりまんぼうの木村仁さんからは、未来のために、どのような街づくりを行っていくかなど、熱いお話を伺うことができました。 また、東日本大震災を通じて、たくさんの漫画作品も生まれました。 『ヒーローズカムバック』や、『僕らの漫画』、『あの日からのマンガ』。そして、福島第一原発での作業員としての経験を描漫画hiroba郷 田 和 代北九州市漫画ミュージアム 学芸員漫画と北九州Kazuyo Goda津波翌日(早朝)の石ノ森萬画館周辺の様子石ノ森萬画館外観「震災復興と漫画」展【開催期間】1月11日(土)~2月2日(日)【開館時間】※毎週火曜日(休日の場合はその翌日)休館午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【会場】北九州市漫画ミュージアム【入館料】常設展観覧料で観覧可能一般  400円  中高生  200円小学生 100円  小学生未満 無料【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077Informationいた『いちえふ』など。当館でも、そうした震災復興関連の作品を読めるコーナーを設置しています。 訪問した日には、石ノ森萬画館で漫画をテーマにした文化施設の役割やあり方について考える「漫画関連施設連携シンポジウム」も開催されました。石ノ森萬画館、石ノ森章太郎ふるさと記念館、横手市増田まんが美術館の活動報告などが行われました。全国から漫画ミュージアム関連施設のメンバーが集まり、連携や地域の活性化などについて、話し合いました。今回は、石ノ森萬画館などの協力で展示が行われていますが、今後も全国にある他の施設とのつながりも増やしていきたいと思っています。催事情報を見る