CulCul 3月号 2014 page 6/16

CulCul 3月号 2014

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概要:
北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6企画展「バレエ・マンガ?永遠なる美しさ?」 2月15日(土)に開幕した企画展「バレエ・マンガ?永遠なる美しさ?」では約1カ月半に渡り、漫画原画を中心とした12名の作家の、100点以上のバレエマンガ作品を2会期にわけて公開しています。 「バレエマンガ」の歴史を、実際のバレエ資料や公演映像などと共にたどります。原画等の出展作家は山岸凉子、高橋真琴、牧美也子、北島洋子、上原きみ子、有吉京子、萩尾望もと都、槇村さとる、水沢めぐみ、曽田正人、水野英ひでこ子、魔まや夜峰みねお央です。 バレエが日本で初めて上演されたのは確認できる限りでは明治時代ごろのこととされています。バレエは教養としての、西欧文化の一つという位置づけであったようです。その後大正期には叙情画などにも登場し、バレエのイメージが少女を中心に浸透していきます。叙情画家の小林かいち、高畠華かしょう宵などが手がけた作品には、はかなげな雰囲気で踊る少女が登場しています。(『少女の友』、便せん表紙絵など) さて、50年代後半から、バレエマンガが人気を博します。例えば34年生まれの高橋真琴は、バレエの場面を描き、読者を大いにひきつけました。もう一人、牧美也子の描くバレエ作品も大変魅力的です。60年発表の『マキの口笛』は主人公のマキが数々の悩みを乗り越え、成長し漫画hiroba柴 田 沙 良北九州市漫画ミュージアム 学芸員漫画と北九州Sara Shibata『アラベスク』(完全版)第1 部1 巻c山岸凉子/KADOKAWA・メディアファクトリー『東京~パリ』c高橋真琴『SWAN -白鳥-』c有吉京子/平凡社『昴』c曽田正人/小学館『トウ・シューズ』c水沢めぐみ/集英社企画展「バレエ・マンガ~永遠なる美しさ~」【開催期間】2月15日(土)~4月6日(日)※3月11日(火)展示替【開館時間】※毎週火曜休館、但し3月25日、4月1日は開館午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【会場】北九州市漫画ミュージアム【入館料】※( )内は団体料金となります〔企画展のみ〕一般400円(320円)、中・高生200円(160円)、小学生100円(80円)〔セット券〕一般600円(480円)、中・高生300円(240円)、小学生150円(120円)【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077Informationていく物語ですが、作中にかわいらしいファッションが多数登場します。 70年以降も、読者を虜とりこにするようなバレエマンガが多数登場。71年に集英社『りぼん』で始まった山岸凉子『アラベスク』はノンナ・ペトロワというバレリーナの道を歩む少女の目を通して、バレエという大きな世界を描くものでした。近年では、少女漫画以外にも、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載された曽田正人『昴』など、バレエ漫画の魅力は生き続けています。 今回は、バレエマンガの歴史をたどることで、少女漫画の歴史が垣間見ていただけるのではないかと思います。作家たちの作品をくいいるように見たであろう読者たちの姿も想像していただければと思います。催事情報を見る