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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

5 CulCul 2014.July美術hiroba 花 田 伸 一北九州アートめぐりキュレーターShinichi Hanada  「人間は誰もが芸術家である」か?  を覚えるのですが、全ての立場や仕事における「創造」的行為というテーマは一考の価値ありと思います。器を演奏したりするべきだということではなく、それぞれの立場や仕事において創造的に活動するべきだという事なのでしょう。つまり日常的な活動の全てを芸術行為あるいは創造行為として捉え直してみようという視点が含まれています。 初めに挙げたような、私たちがアーティストに対して持つイメージの多くはテレビや雑誌などのメディアによって形作られていることは間違いないでしょう。しかし私の経験では、多くのアーティストは普段驚くほど地味な姿をしており、先に挙げたようなイメージとは程遠いように思います。つまり彼らの創造性は見た目からは分かりにくいわけです。 しかし私たちの中に「創造」に関わる行為は何か特別なことだと思いたい、そしてそれを見た目にも分かりやすく確認したいという気持ちがあるからこそ、メディアに登場する芸術家たちには風変わりな姿が期待されるのでしょう。 逆にいえばそのくらい目立たせて「あえて」特別視しないといけないほど、創造的行為とは特別なことではなく、日常の至る所にあるものなのではないでしょうか。 私自身は「人間は誰もが芸術家である」との言葉には違和感 皆さんはアーティストあるいは芸術家と聞いて、どのような人物像を思い浮かべるでしょうか? 例えば、頭にベレー帽をかぶり、ヒゲを蓄えた口元にパイプをくゆらせる画家の姿や、恰かっぷく幅の良い大男が石や木の塊と取っ組み合う彫刻家の姿などでしょうか。 あるいは現在の日本でアーティストというとミュージシャンを思い浮かべる人も多いかもしれません。例えば、黒っぽい衣装を身にまとった痩身かつ長髪の男性や、色鮮やかな衣装を身にまとった女性など。 さて、戦後ドイツ美術を代表する美術家ヨーゼフ・ボイスの言葉に「人間は誰もが芸術家である」とあります。それは社会の全ての人が絵を描いたり、楽◎千草ホテル中庭PROJECT ―アート・ホスピタリティ―vol.15 寺江圭一朗展「アートが なにかを たずねる」【会期】6月21日(土)~9月28日(日)【時間】午前11時15分~午後8時【会場】千草ホテル中庭、カフェ・レストラン【入場料】無料(要カフェ・レストランオーダー)Event(寺江圭一朗展より 参考作品写真)(寺江圭一朗展より 参考作品写真)