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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6越境する漫画とメディアの現在形北九州国際漫画フェスタ漫画hiroba柴 田 沙 良北九州市漫画ミュージアム 学芸員漫画と北九州Sara Shibata 北九州市漫画ミュージアムでは、「北九州国際漫画フェスタ」と題して、国際的な広がりを見せる漫画やアニメーションの世界を広く紹介する展示を行います。①国内だけでなく海外にも広がりを見せる第17回文化庁メディア芸術祭受賞作品の巡回展示。②フランス人作家・ニコラ・ド・クレシーの複製原画展示。③漫画雑誌「IイッキKKI」の紹介の3部構成です。 始めの1部では、漫画表現の可能性を追求してきた漫画雑誌「IKKI」14年の軌跡をたどります。ここでは、残念ながらこの9月で休刊となる雑誌が行ってきた、ユニークな試みを展示やイベントで振り返ります。 もう1部では、バンド・デシネの世界で高い評価を得ている作家の一人・ニコラ・ド・クレシーの、『Carnets de Kyoto(「京都手帳」)』から作品を紹介します。バンド・デシネは主にフランス語圏の漫画で、オールカラーで描かれる作品が多いのが特徴です。クレシーは1966年、フランスのリヨンに生まれ、アングレームの美術学校を卒業。91年『フォリガット』で本格的にBD作家としてデビューします。これまでに発表された作品は『氷河期』『天空のビバンドム』、『サルヴァトール』『レオン・ラ・カム』などで、日本でも刊行されています。彼は2008年、京都市山科区にある「ヴィラ九条山」に招しょうへい聘ア※ ーティストとして滞在し、日本での滞在記を『京都手帳』として表しました。日本の風景の中に、鬼が現れたり、妖怪のような存在が描き込まれたりなど、面白いイメージがちりばめられています。フェスタでこのフランス人作家の素晴らしい世界に触れて頂ければと思います。日本にもバンド・デシネに魅入られたInformation北九州国際漫画フェスタ【開催期間】2014年9月6日(土)~9月28日(日)【会場】北九州市漫画ミュージアム企画展示室(あるあるCity5階)【開館時間】午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【休館日】火曜日(9月23日は開館、9月24日は振替休館)【入館料】企画展については無料です(6階常設展示には別途入館料が必要)作家は多く、メディア芸術祭のマンガ部門大賞を受賞した荒木飛呂彦もその一人です。 文化庁メディア芸術祭は、国内外の優れたメディア芸術作品を顕彰するフェスティバルです。受賞作品展は国立新美術館で実施され、受賞作品は、文化庁のさまざまな事業を通じて国内外で広く紹介されます。荒木の『ジョジョリオン―ジョジョの奇妙な冒険 Part8―』・雲田はるこの『昭和元禄落語心中』の原画および複製原画や、アニメーション部門の受賞作品を上映するほか、国やメディアの境界を越えて広がるメディア芸術の現状に焦点を当てます。 北九州国際漫画フェスタで、国内外の作家・作品から、地域的な境を越える、多様な表現のダイナミックな動きを感じ取って頂ければと思います。『Carnets de Kyoto』よりcNicolas de C`recy et Editions du Che^ne「IKKI」2014 年9月号(小学館)国立新美術館(東京都)での第17 回受賞作品展の様子(2014 年)※ 礼を尽くし、人を招く事催事情報を見る