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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6大人気漫画 初の大規模作品展「宇宙兄弟展」漫画hiroba石 井   茜北九州市漫画ミュージアム 学芸員漫画と北九州Akane Ishii 2008年に雑誌「モーニング」にて連載が始まり、11年には小学館漫画賞、講談社漫画賞を受賞、累計発行部数が1400万部を超えるなど注目を集めてきた小山宙哉の『宇宙兄弟』。実写映画、TVアニメ、そしてアニメ映画と、メディアミックスがさかんに行われた作品でもあります。この『宇宙兄弟』の、初の大規模作品展となる「宇宙兄弟展」が、11月15日(土)に開幕します。 まず『宇宙兄弟』の物語について、少しだけご紹介しましょう。 UFOを目撃したことをきっかけに、共に宇宙へ行く事を目指そうと約束した南なん波ば 兄弟。その19年後、弟の日ひ々び人とは見事に宇宙飛行士となり夢を叶え、月へ行くミッションに抜てきされます。しかし一方、兄の六むった太は弟を悪く言った上司に頭突きし、会社をクビになってしまうという体たらく。心の奥底では「宇宙へ行く」という夢を持ち続けていた六太でしたが、「自分には無理だ」「叶わない夢は追わず、現実を生きていかなければ」と、自身の思いを封印したまま再就職活動に励んでいました。そんな時、突然JAX A※ から新規宇宙飛行士選抜試験の書類選考結果が届きます。結果は合格。六太は日々人に背中を押され、幼い頃の夢に30歳を超えてから挑戦する事に。選抜試験を受験していく中で、自分の宇宙に対する強い思いを再確認する六太。受験生の仲間たちと試行錯誤しながら、宇宙飛行士という夢へ邁まい進しんしていきます。 『宇宙兄弟』がなぜ国民的な人気作品となったか考えると、その要因は実にさまざまありますが、人物と夢の描き方が非常に魅力的という事がまず挙げられます。「宇宙へ行く」というInformation「宇宙兄弟展」【開催期間】2014年11月15日(土)~15年1月25日(日)【場所】北九州市漫画ミュージアム企画展示室(あるあるCity5階)【開館時間】午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【休館日】火曜日(12月23日は開館、12月24日は振替休館)【入館料】一般800円 中高生400円 小学生200円〈常設展とのセット券〉一般1000円 中高生500円 小学生250円【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077ロマンチックで、しかしただ願っているだけでは届かない大きな夢。その大きな夢に、時にくじけ、時に迷いつつも確かな足取りで一歩ずつ近づいていく等身大の主人公・六太は、子供から見ても大人から見ても勇気を与えてくれる存在です。また彼を支える人々や、共に切磋琢磨していく仲間たちとの交流も重要な要素です。彼らもそれぞれが夢や目標を持っており、それぞれの経験や思想のもと行動する自立した個人。南波兄弟は周囲の人々から影響を受けて成長するし、南波兄弟も彼らに影響を与えるという、その姿が丁寧に描かれるのも『宇宙兄弟』の特徴といえます。また随所に登場する脱力系のコメディーシーン、南波両親をはじめとするキャラクターの滑稽さも魅力のひとつです。そういった笑えて温かく、リアリティのある描写が読者の共感を呼び、現在の人気に結びついているのかもしれません。 「宇宙兄弟展」では、南波兄弟の宇宙への歩みや周囲の人々との絆を、約200枚の直筆原稿でご紹介します。また「展覧会を通じて子どもたちに宇宙に興味をもってもらいたい」という小山の意向により、テレビアニメ関連資料やJAXA所有の宇宙関連資料も展示します。作品と宇宙の魅力を余すところなくお伝えするこの展覧会、ぜひ足をお運びください。c 小山宙哉/講談社c 小山宙哉/講談社※ 独立行政法人宇宙航空研究開発機構。宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う機関。催事情報を見る