ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

3 CulCul 2015.February演劇hiroba おおつか えみこ演劇の街は、いま大塚恵美子演劇事務所 代表Emiko Otsuka「劇団C4」『三日月探偵社CASE.3 ~月の影を追え!~』チラシ 寒い冬の間も、演劇人は元気である。 12月に劇団「演劇関係いすと校舎」が新作『草、のびて、家。』(作・演出:守田慎之介/12月11日?14日/自宅劇場「守田ん家。」)を発表。また、1月には、「劇団C4」が第20回公演となる作品『三日月探偵社CASE・3?月の影を追え!?』(作・演出:大福悟/1月17日・18日/旧大連航路上屋2Fホール)を上演した。 定番の公演以外のユニークなものとしては、「ブルーエゴナク」の穴迫信一と熊本の劇団「不思議少年」の大迫旭洋がユニット「鎖骨」を結成、福岡市で、第1 回単独ライブ『DECORTE』(脚本・演出:鎖骨/1月8日・9日/甘かん棠とう館かんShow劇場)を行った。 そして、2月。毎年、この時期に行われてきた「北九州演劇フェスティバル」が、今年度は、名称を「北九州芸術工業地帯2015」と変えて開催される。 変わったのはフェスティバルの名称だけでない。企画の中の一つ「まちなかリーディングマンス」の〝主催?に注目していただきたい。そこには「北九州劇団代表者会議」とある。 これは、文字通り、北九州を本拠地及び発表の場として演劇創作活動を行っている団体の代表者の組織だ。 もともと、いくつかの劇団の代表者が集まった際に「北九州芸術劇場の企画などで、個人的な交流は増えたが、劇団同士がお互いの作品を見に行ったり、意見を交換したりする機会はまだまだ少ない。もっと団体同士が積極的に北九州の演劇について語る場をもてないか」という話になったことがきっかけとなって結成されたものだと言う。今後、定期的な会合や、イベント等を実施していく予定で、今回の「まちなかリーディングマンス」は初めてのイベント企画となる。(昨年度のフェスティバルのリーディング企画では〝協力?としてクレジットされている) この連絡会議の登録対象は今のところ「小劇場系の演劇団体」とされている。それにあてはまる劇団をリストアップしてみると、30を超えたというから驚きである。 近年、若者を中心にした新しい団体が増えている事は、何度かご報告させていただいてきた「北九州芸術工業地帯2015」「演劇関係いすと校舎」『草、のびて、家。』チラシが、改めて数えてみると、確かに多い。 私が把握しているだけでも「青春座」「飛ぶ劇場」「劇団C4」「演劇作業室紅生姜」「演劇関係いすと校舎」「舞台集団コンビニ」「ブルーエゴナク」「超人気族」「バカボンド座」「空中列車」「大猫座」等の他に、劇団に所属している演劇人が個人的な表現の場として構成しているユニットを入れるとかなりの数だ。 上記の劇団、ユニットの他にも、定期的に公演はしていないけれども団体としての活動は継続している劇団、商業演劇系の団体、児童青少年向けの作品を発表している団体等が多数存在する。私がこの街で演劇に関わり始めてもう30年近くになるが、これだけの劇団が動いている状況は初めてではないだろうか。 もちろん、数が多ければ良いということでもないだろう。切磋琢磨し、良い作品を創っていく事は絶対だ。代表者会議がたくさんの劇団を巻き込んで、どのような活動を繰り広げていくのか、北九州の演劇にどのような新たな風を吹かせていくのかに注目したい。