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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

4 3月、文学館では二つの展覧会を同時開催いたします。 一つは、「北九州と3・11―ゆかりの作家が書いた東日本大震災―」です。文学館では全国文学館協議会と連携し、東日本大震災を記憶にとどめるため、震災関連の展覧会を開催します。 2011年3月11日に東北地方を襲った東日本大震災は、津波、原発事故を引き起こし、未み曽ぞ有うの被害をもたらしました。テレビで繰り返し流された津波の映像は、今も私たちの脳裏に焼き付いています。あの日から4年が経ちましたが、今日もなお、復興が完了したとはとても言い難い状況です。 あの日、東北で起こった圧倒的な破壊は、それ以前と以後で私たちの世界を一変させました。それからの間、多くの作家が、変わってしまった世界の中で苦しみながら言葉を紡ぎ、表現活動を行いました。北九州ゆかりの作家も同様です。八幡生まれの作家・村田喜代子は震災直後にがんを患い、放射線治療を行った経験から「ガンが消えた後の私が書くべきものは、原発と放射線治療という奇妙な取り合わせしかなかった。」(『光北九州と3・11―ゆかりの作家が書いた東日本大震災―みずかみかずよ・西川幸夫『詩画集 ふきのとう』展北九州と3.11―ゆかりの作家が書いた東日本大震災―【開催期間】3月11日(水)~31日(火)【観覧料】無料みずかみかずよ・西川幸夫『詩画集 ふきのとう』展【開催期間】3月11日(水)~4月12日(日)【観覧料】無料【開館時間】午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)【お問合せ】北九州市立文学館 093(571)1505Information文芸村田喜代子『光線』(文藝春秋 2012)小泉武夫・黒田征太郎『土の話』(石風社 2013)みずかみかずよ『詩画集 ふきのとう』(詩画集「ふきのとう」刊行する会 2015)線』あとがき)と、小説『光線』(文藝春秋 2012)を刊行。また門司区在住のイラストレーター・黒田征太郎は、福島出身の農学者・小泉武夫とともに、福島の土が阿あ武ぶ 隈くま弁で放射性物質を扱う人間への強い憤りを語る『土の話』(石風社 2013)を著しました。その他にも北九州ゆかりの作家たちの震災に関する著作は多くあります。 また併せて、全国の他の文学者が書いた作品も手に取って読んでいただける展示となっています。文学において、東日本大震災がどのように表現されてきたのかをご覧ください。同時に北九州市がこれまでに行ってきた被災地支援の状況もパネル展示します。本展を通じ、4年前の3月11日に、思いを寄せていただければと思います。 もう一つは八幡生まれの詩人・児童文学者、みずかみかずよ(1935 -88)の展覧会でhiroba 稲 田 大 貴北九州市立文学館 学芸員Daiki Inadaようこそ文学館へす。本年はみずかみかずよの生誕80年にあたり、西川幸夫の挿画を得て『詩画集 ふきのとう』が刊行されました。それを記念して、詩と絵のパネルの他、原画やかずよの直筆資料などを展示します。 みずかみかずよの詩は「ふきのとう」や「金のストロー」などが小学校の国語教科書に掲載され、合唱曲になるなど、広く親しまれています。やわらかく、生命力に満ちあふれた詩編の数々は、世代を超えて私たちの胸を打ちます。優しくも力強いかずよの詩と、西川幸夫の淡彩画の共鳴をお楽しみください。催事情報を見る