ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

5 CulCul 2015.June美術hiroba 長 峰 真 奈 美美術館へ行こう!北九州市立美術館 学芸員Manami Nagamine 世代を超えて多くの人に愛され続ける「ムーミン」。日本では、1969年から放映されたテレビアニメーションによって広まりました。昨年、「ムーミン」シリーズの作者トーベ・ヤンソン(1914?2001)の生誕100周年を記念し、フィンランドの国立アテネウム美術館で大回顧展(2014年3月?9月)が開催されました。今回、日本巡回展として再構成され、トーベ・ヤンソンの生涯に焦点を当て、知られざる画家としての業績を本格的に紹介します。 トーベ・ヤンソンはフィンランドを代表する芸術家です。画家、小説家、挿絵画家、漫画家、舞台美術家など多岐にわたるジャンルで豊かな才能を発揮しました。 トーベは首都ヘルシンキで生まれ、父は彫刻家、母は挿絵画家、そして自身や二人の弟たちも芸術家という一家に育ちました。両親の影響もあり、子どものころから画家になることを目指し、政治風刺雑誌『ガルム』の挿絵画家としてデビューしたのは15歳の時でした。以来画家として活動しながら、美術学校で絵画を学び、個展を重ねます。しかし、そのころの故郷フィンランドは戦争による緊張感と不安が漂っていました。その戦争の恐怖から逃れるために、書き始めたのがムーミン物語です。戦時中、『ガルム』の挿絵にサインの代わりとして描いていたキャラクターに、ムーミントロールと名付けて主人公とした物語は、1945年に小説『小さなトロールと大きな洪水』として出版されました。最初の反響は大きくありませんでしたが、その後、英国の新聞『イヴニング・ニューズ』で連載漫画として掲載され大好評を得て、トーベの名は一躍世界に知られるようになります。「ムーミン」シリーズは彼女のライフワークとなり、ムーミン物語は70年までに全9作出版され、誕生から現在に至るまで世界中で愛読されています。 本展では、代表作「ムーミン」シリーズはもちろん、『不思議の国のアリス』『ホビットの冒険』といった児童文学の挿絵原画、今まで日本ではあまり紹介されてこなかったトーベの油彩画や政治風刺画、壁画のための習作や舞台衣装のスケッチ、写真資料など約400点を展示します。また、1964年から91年まで彼女がほぼ毎年夏を過ごしたクルーブ島の「夏の家」を会場に再現、島で過ごすトーベの生活を映し出した88年の映画『ハル 孤独の島』を編集した特別映像も上映します。北欧の風土に根差し、ムーミンを生み出し、ムーミンと共に生きたトーベ・ヤンソンの全貌に迫ります。北九州市立美術館分館 展覧会生誕100周年 トーベ・ヤンソン展        ?ムーミンと生きる?生誕100周年 トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~Information【会期】5月23日(土)~7月5日(日) ※会期中無休【開館時間】午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)【観覧料】一般1000円(800円)、高・大生700円(500円)、小中生500円(400円)※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金【お問合せ】北九州市立美術館分館(リバーウォーク北九州5F)093(562)3215<ムーミンが美術館にやってくる!>~ムーミンと一緒に記念撮影をしよう!!~【日時】5月23日(土)、6月7日(日) 各日 ①午前11時~ ②午後1時~③午後2時30分~ ④午後4時~※各回30分前より美術館入口で整理券を配布します。(各回30組限定)<当館学芸員によるギャラリートーク>【日時】5月31日(日)、6月21日(日)各日午後2時~【場所】展覧会場内※申し込み不要、観覧料が必要です。Event《絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』挿絵》タンペレ市立美術館ムーミン谷博物館1977年 ? Moomin Characters ?《『ガルム』1944年10月号表紙》タンペレ市立美術館ムーミン谷博物館 1944年 ? Tove Jansson Estateトーベ・ヤンソン 撮影:ペル・ウロフ・ヤンソン 撮影年代:1960年代終わりから1970年代初頭 ? Tove Jansson Estate参考作品:「夏の家」再現 撮影:光齋昇馬 提供:ギャラリーエークワッド催事情報を見る