ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6 2015年で4回目となるガイマン賞。本誌でも何度か取り上げていますが、今年度も例年通り10月から投票開始中です。 そもそもガイマン賞とは、日本国内で1年間に発売された海外マンガ(ガイマン)の邦訳本を読者の投票によってランキングするもので、日本ではまだまだ注目されることの少ないガイマンの魅力をより多くの方に知っていただくために設立しました。年々投票数も増え、少しずつですが、ガイマン賞の認知度も上がってきています。 14年度を振り返ってみると、第1位に『ホークアイ:マイライフ・アズ・ア・ウェポン』(小学館集英社プロダクション・アメリカ)、第2位に『カンポンボーイ』(東京外国語大学出版会・マレーシア)、第3位は『かわいい闇』(河出書房新社・フランス)とさまざまな地域で出版された作品がそれぞれ入賞し、ガイマンの幅広さを教えてくれました。 実はこのたびご縁をいただき、昨年度第3位の『かわいい闇』の著者ケラスコエットをゲストに招聘し、11月18日(水)に北九州市漫画ミュージアムで作画ワークショップを開催することが決定しました。 ケラスコエットはセバスチャン・コセとマリー・ポミュピュイの男女2人からなるフランスの作画ユニットで、2000年に結成されました。〝ケラスコエット?というユニット名は、マリーが幼少時代を過ごしたブルターニュの地名に由来するそうで、日本人の私たちからすると、不思議な呪文みたいな響きです。 作品は、キャラクターを主にマリーが、背景やコマ割りをセバスチャンが担当。マリーは「かわいらしく軽やかな画風」。セバスチャンは「精緻でリアルな画風」とお互い異なる作風の2人が作り上げるイラストは、どこか夢と現実が混ざり合ったような不思議な世界観を醸し出しています。その美しく幻想的な画面とは裏腹に、ストーリーでは難しいテーマを取り上げるなど、とても挑戦的。今回邦訳された『かわいい闇』でもフランスでタブーとされていた「少女」と「死」というテーマに取り組みました。また同作は、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で審査員推薦作品に選ばれるなど各方面から評価されています。 近年は子ども向けの絵本を描くなど幅広い活躍を見せている彼ら。ワークショップではその制作の秘密に迫っていきたいと思います。ぜひご参加ください。(詳細は随時漫画ミュージアムのホームページで発表していきますので、そちらをご確認くだガイマン賞2015はじまります!漫画hirobaガイマン賞2015 ポスター昨年度の上位3作品さい) 日本とは異なる文化や社会の元で育まれたガイマンは、一つ一つが個性的でいつも新鮮な驚きと発見を私たちに与えてくれます。そんな素晴らしい作品と出会えるガイマン賞。気になる投票結果の発表は12月上旬を予定しています。皆さまぜひお気に入りの作品に投票して、あなたの「推し」を表彰台に登らせてはいかがでしょうか。田 中 千 尋北九州市漫画ミュージアム 図書担当漫画と北九州Chihiro Tanaka【開館時間】午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【休館日】毎週火曜日(休日の場合はその翌日)【常設展観覧料】※( )内は団体料金一般400(320)円 中高生200(160)円小学生100(80)円 小学生未満無料【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム093(512)5077http://www.ktqmm.jp/ガイマン賞の詳細はホームページで確認できますhttp://www.gaiman.jp/Informationしょうへいせいち