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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6 11月21日より開催の「『描く!』マンガ展」。今回は数ある作品の中から、第2章となる「名作の生まれるところ―マイスターたちの画技を読み解く」で紹介する二人の少女漫画家をご紹介します。一人は、1970年代の少女マンガに革新をもたらした竹宮惠子、もう一人が「おとめチック」ブームの中心的存在であった陸奥A子です。 竹宮惠子は、徳島県徳島市出身。68年『リンゴの罪』で『週刊マーガレット』の新人賞に佳作入選し、正月号でプロデビュー。70年代初頭には後に〝大泉サロン?と呼ばれる萩尾望都らとの共同生活で漫画の腕を磨き合いました。少女マンガに革新的な影響を与えた、昭和24年前後に生まれた漫画家の一人であり「24年組」とも呼ばれました。特に少年愛をテーマとした『風と木の詩』は人間ドラマの傑作としてその後の少女マンガ界に大きな影響を与え、第25回小学館漫画賞も受賞しました。2000年からは、京都精華大学にて教壇に立ち、14年からは、京都精華大学の学長も務められており、14年秋の紫綬褒章も受章しています。今回は『風と木の詩』の創作クロッキー原画という制作過程が見て取れるものや、「'原画(ダッシュ)」という精巧な複製原画の展示も行います。 一方、陸奥A子は、72年に『りぼん増刊号』で『獅子座うまれのあなたさま』を発表しデビューしました。70年代後半には「おとめチック」と呼ばれるブームの中心的存在として『りぼん』で活躍。陸奥A子の作品は、身近な女の子の等身大の物語が多くあります。どこにでもいそうな女の子が素敵な男の子に出会ったり、彼氏の行動にやきもきしたりするなど、読者の日常にも起こり得る話題を描いて〝おとめチック?ワールドを切り開きました。最近では、『花かご便』や『西の黄色のラプソディー』など大人の女性向けの作品を発表しています。そんな陸奥A子は、北九州市出身のゆかり作家の一人で「アズ漫画研究会」の一員でもあります。作品には北九州の地名や言葉遣いなどが使われており、親しみやすい作品となっています。 今回の展示は、『よつばと!』(あずまきよひこ)の作画資料となる小物類や、PEACH-PITの作品映像なども展示され、漫画作品が誕生するまでの裏話も観覧できる企画展となっています。大分で約2万人が訪れた「『描く!』マンガ展」。ぜひお楽しみください。『描く!』マンガ展 ?名作を生む画技に迫る―描線・コマ・キャラ?漫画hiroba『粉雪ポルカ』(『りぼん』1981年1月号別冊付録)c陸奥A子『ミルキー・セピア物語』扉絵(『りぼん』1977年7月号)c陸奥A子『地球へ・・・』原画(’ ダッシュ)(劇場アニメ用ポスターイラスト 1980年)c竹宮惠子テ ラ また、来年4月23日(土)からは、「陸奥A子×少女ふろく展?DOKIDOKI『りぼん』おとめチック?ワールド!?」という企画展も予定しています。こちらもどうぞお楽しみに。郷 田 和 代北九州市漫画ミュージアム 学芸員漫画と北九州Kazuyo Godaうたし じゅ ほうしょう『描く!』マンガ展~名作を生む画技に迫る-描線・コマ・キャラ~【開催期間】11月21日(土)~2016年1月24日(日)【開館時間】午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【休館日】毎週火曜日(12月29日、1月5日は開館)年末年始(12月31日~1月2日)【入館料】一般600円 中高生300円 小学生150円【常設展とのセット券】一般800円 中高生400円 小学生200円【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077Information『風と木の詩』(『週刊少女コミック』1976年2月29日号/10号)c竹宮惠子うた催事情報を見る