ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6 北九州市漫画ミュージアムでは、このたび北九州ゆかりの少女漫画家・陸奥A子の展覧会を開催いたします。陸奥は北九州で結成された漫画同人団体・「アズ漫画研究会」に所属し、1970年代から80年代にかけて、集英社の少女漫画誌『りぼん』で「おとめチック」ブームの中心的存在として活躍しました。展示では漫画ミュージアムに寄託されている陸奥のカラー・モノクロ原稿を紹介する他、先にこの展覧会を開催した弥生美術館(東京都文京区)所蔵の、少年少女に親しまれてきた雑誌ふろくをご紹介いたします。 陸奥A子は72年の『りぼん大増刊』誌上で『獅子座うまれのあなたさま』にてデビューしました。歴史ドラマや心理ドラマなど、当時流行の重厚な舞台設定ではなく、等身大の少女のときめきや日常を描き、人気を博しました。センスのよいファッションや、手作りの暖かい雰囲気にあふれたグッズが出てくるのも作品の魅力でした。 陸奥作品には北九州市内や近隣の町の地名が出てくることも特徴の一つです。電停やバス停の七条、紺屋町、中央(町)も登場し、文字を替えて「屋幡(八幡)」、「古蔵(小倉)」が絵に入っていることも。また、登場人物の話すセリフに、時々北九州で使われるような言い回しが出てくることもありました。 陸奥は74年から『りぼん』のふろくのイラストも手掛けています。ノートやレターセット、カレンダー、バッグやトランプなど、「ミニレターセット」に始まり、80年代始めまで、陸奥のイラストが入った多くのふろくが読者の手元に届くことになりました。 陸奥は『りぼん』での活躍の後、大人の女性をターゲットにした漫画誌『YOUNG YOU』『YOU』などに活動の場を移します。2000年代に入ってからは連作ストーリー『ZUMZUM ZUM』(竹書房)や『西の黄色のラプソディー』(『Kiss』/講談社)を発表。さらに、フリーペーパー『さくら』へ寄稿した他、東京都内で配布されている『ココカラ』にもエッセイとイラストを描いています。 今回は陸奥と同時期に連載のあった萩岩睦美と、現在『りぼん』連載中の前川涼もご紹介します。少女たちを夢中にさせた陸奥A子の世界に浸りつつ、ゆかり作家の少女漫画での活躍ぶりもご覧いただければ幸いです。陸奥A子×少女ふろく展?DOKIDOKI『りぼん』おとめチック?ワールド!? 『樫の木陰でお昼寝すれば』(『りぼん』1976年9月号ふろく)c陸奥A子『歌い忘れた1小節』(『りぼん』1979年9月号)『花花物語』『( YOU』2004年)『こんぺい荘のフランソワ』1981年漫画hiroba 柴 田 沙 良北九州市漫画ミュージアム 学芸員漫画と北九州Sara Shibata陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI『りぼん』おとめチック?ワールド!~Information【開催期間】4月23日(土)~6月26日(日)【開館時間】午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)【休館日】毎週火曜日(5月3日は開館)【入館料】一般700円 中高生300円 小学生150円【常設展とのセット】一般900円 中高生400円 小学生200円【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077きたく催事情報を見る