ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

5 CulCul 2016. July 美術館で行っている「教育普及活動」をご存じですか。美術館では展覧会で作品を紹介するだけでなく、関連イベントや講演会、ワークショップなどの教育普及プログラムを開催しています。また、2012年以降は子どもたちの創造活動の充実や美術への興味関心を高めることを目的に毎年市内の全小中学校に参加者を募り、多くの子どもたちがワークショップに参加する機会を提供しています。 これまで美術館本館(戸畑区)、分館(小倉北区)の2施設で創作ワークショップや館内オリエンテーリング、本館周辺の美術の森を探検する活動などを行ってきました。本館が15年9月から大規模修繕工事のため休館に入ったこともあり、昨年度からはアウトリーチ活動にも取り組み、分館とその周辺でのフィールドワークや屋外でのワークショップなどを行っています。今年度も館外での活動を中心にさまざまな会場でワークショップを企画していますのでご紹介します。展覧会をより深く楽しむ 美術館分館で展示する作品への理解を深めていただくため、各展覧会に併せて鑑賞体験を広げるワークショップを計画しています。9月はフランスで刊行され世界中で愛されている絵本の原画展「リサとガスパール展」に関連し、主人公リサとガスパールの住む、パリの地図や解説カードをもとに展覧会場を探検する「リサとガスパールの絵本で巡るパリの旅」を予定しています。10月は九州の古陶磁器を一堂に展示する「田中丸コレクション」を鑑賞後、小倉城庭園でお煎茶の作法でお茶とお菓子をいただくワークショップを行います。アーティストと一緒に 美術館では作品を鑑賞するだけでなく、市民とアーティスト本人をつなぎ、美術の楽しさを感じていただきたいと思っています。今回、講師としてお招きするアーティストは、日常の中で出合った植物や土から得た天然染料や顔料を使い、作品制作をする榎本寿紀さん。現在は大分県立美術館の教育普及グループリーダーとして素材や身体性に基づく体験と、そこから導き出される鑑賞とを結びつけるユニークなプログラムを精力的に実施しています。北九州では、黒崎市民ギャラリーの展示室を会場に身体感覚を遊びながら活性化させる「美術体験・からだが喜ぶことから始めよう!」を行います。 さらに今年度のアウトリーチ活動として、現代アーティスト中島佑太さんを講師に、連続したワークショップを開催します。群馬県在住の中島さんは「一人でやらない」をモットーに、ワークショップを主な活動手法としている作家です。これまで全国各地で地域の人たちと協働した多くのプロジェクトを手掛けています。北九州市立美術館の教育普及活動のほとんどは小・中学生を対象としていましたが、このワークショップには大人の方も参加できるだけでなく、企画段階からイベントを作り上げていくメンバーも募集する予定です。皆さんと一緒に一つのプロジェクトに関わりながら、社会のさまざまな問題についても考えていきますので、ぜひご参加ください。北九州市立美術館 教育普及事業  ?夏から始まるワークショッププログラム?Informationもうひとつの輝き 最後の印象派 1900-20’s Paris【会場】北九州市立美術館 分館(リバーウォーク北九州5F)【会期】6月4日(土)~ 7月18日(月・祝)※会期中無休【開館時間】午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)【観覧料】一般1000(800)円 高大生700(500)円 小中生500(400)円※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金※こども文化パスポート適用あり障害者手帳提示の方は無料年長者施設利用証提示の方は2割減免【お問合せ】093(562)3215昨年のワークショップ風景「相島でわくわく猫めぐり」榎本寿紀さんワークショップ風景中島佑太さんワークショップ風景美術hiroba 長 峰  真 奈 美美術館へ行こう!北九州市立美術館 学芸員Manami Nagamine