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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6〈開催報告〉うえやまとちのチャリティ似顔絵【開催日】5月8日(日)【主催】日本漫画家協会九州支部北九州市漫画ミュージアム【協力】あるあるCity【参加者】80名【寄付金】8万5187円【出演】井上信宏、うえやまとち、春日光広、けらえいこ、鈴見敦、高木峰代、名島啓二、畑たいむ、文月今日子、松原香津美、松本泰光、森下雄太 ?五十音順・敬称略?漫画と震災~漫画家だから、できること~漫画hiroba文月今日子の美麗な似顔絵Information【開館時間】午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)夏休み期間:7月21日(木)~8月31日(水)午前11時~午後8時(入館は午後7時30分まで)【休館日】毎週火曜日(夏休み期間は無休)【常設展入館料】一般400円(320円) 中高生200円(160円)小学生100円(80円) 小学生未満無料※(  )は団体料金※こども文化パスポート適用あり【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077うえやまとち作「クマモンパパ」田 中 千 尋北九州市漫画ミュージアム 図書担当漫画と北九州Chihiro Tanaka似顔絵を描くうえやまとち(右)と漫画ミュージアム館長(左) 未曽有の災害に直面したとき、皆さん「自分のできること」を必死で考えると思います。さて、漫画には何ができるのでしょうか。 東日本大震災のとき、被災地でボロボロになるまで回し読まれた1冊の『週刊少年ジャンプ』。世の中が自粛を叫ぶ中、何らかの救いや助け合いがそこにはあったのではないかと思わせるエピソードです。熊本地震の際は、漫画家の森川ジョージなどがきっかけで被災地を励まそうとSNS上でさまざまな作家がくまモンを描く「くまモン頑張れ絵」が次々と投稿されたり、熊本で活動をしているNPO団体「熊本マンガミュージアムプロジェクト」が、被災者の心の慰めとなるように益城町の避難所に漫画文庫を設置した活動も聞こえてきています。 また一方で、漫画家の方々がさまざまな葛藤と戦いながら漫画を描き続けている姿が東日本大震災後の作品や手記を通して伝わってきます。その中でよく見られたのは、「こんなときに漫画を描いていて良いのだろうか」「もっと他にできることがあるのではないだろうか」という葛藤でした。どうしても「娯楽」のイメージの強い漫画です。生きるということに直結しないものを続けることに戸惑う気持ちはある意味共感できるものです。ただ、いろいろな葛藤を経て「漫画家は描くしかない」という結論に至った方も少なからずいらっしゃいます。 去る5月8日に漫画家うえやまとちの呼びかけのもとに、日本漫画家協会九州支部と北九州市漫画ミュージアムの共催で、チャリティイベントを開催しました。チャリティの内容は、九州にゆかりのある漫画家たち有志がお客さまの似顔絵を描き、その売り上げは中央共同募金会を通じて全額被災地に寄付するというもの。4月の終わりに突然作家サイドから当館にご提案いただいたイベントでした。「漫画家にできること」をずっと考えていた結果なのだと思います。 当日は緊急イベントにもかかわらず、発案者のうえやまをはじめ、北九州ゆかり作家の文月今日子や、大分県ゆかり作家のけらえいこなどの人気漫画家12名が駆け付け、大盛況のイベントとなりました。チャリティは取り組みに賛同していただけるお客さまに大勢参加していただき、総額8万5187円の寄付を集めることができました。まことにありがとうございました。 北九州市漫画ミュージアムでも、被災地を応援させていただきたく、熊本と大分ゆかり作家の作品や東日本大震災について描かれた作品を紹介するコーナーを設置しています。引き続き募金箱も設置しておりますので、これからも息の長い支援をさせていただきたいと思います。