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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

5 CulCul 2016. November 北九州市立美術館分館では、11月19日(土)から1月15日(日)まで、半世紀にわたり、現代美術界で活躍を続ける彫刻家・岡崎和郎の個展「見立ての手法―岡崎和郎 Who's Who」を開催します。 1930年、岡山県に生まれた岡崎は、早稲田大学で西洋美術史を学んだ後、50年代より鉄の彫刻作品を手掛け、58年から「読売アンデパンダン展」に出品。60年代には、美術評論家の瀧口修造に認められて世に知られるようになり、多種多様な手法によって独自のオブジェ作品を展開し続けてきました。これまでに奈義町現代美術館で専用の展示室が設計され作品が恒久設置(94年)されるほか、倉敷市立美術館(97年)、神奈川県立近代美術館鎌倉(2010年)をはじめ多くの個展が開催されるなど国内外で高い評価を受けています。 また、岡崎は「御物補遺」という独自の概念のもと、「西洋では見落とされてきた物の見方を、東洋の見地から補足するようなオブジェ」を制作してきました。電球や人形など身近にあるものをモチーフに、その内側を型取ることで普段意識されない空間を可視化。時には既成の形や概念を反転させたり、または偶然できた形に別のイメージを反映させたりと、岡崎のオブジェは、私たちに思いがけない視点や驚きを与えます。その作品の多くは手のひらに収まるほど小さく、軽快で愛らしい姿ながらも、緻密で繊細なつくりは見る者に緊張感をもたらします。 本展では、歴史上あるいは同時代の人物(やその作品)の存在や影響がきっかけとなり、岡崎が「返歌」として制作した作品群「Who's Who(人名録)」シリーズを一堂に紹介します。60年代初めから現在にいたるまで長年にわたり制作を続けている「Who's Who」シリーズを通して、岡崎の仕事の全容を概観し、その魅力に迫ります。「Who's Who」として取り上げた、ヨーゼフ・ボイス、ブランクーシ、ジョン・ケージ、チャーチル英元首相、ジョセフ・コーネル、マルセル・デュシャン、ジャスパー・ジョーンズ、マン・レイ、葛飾北斎、宮本武蔵、河原温、磯崎新など。多彩な人物たちの作品や関連資料とともに、岡崎の主要作品を「対」として展示することで、古今東西の人物と岡崎の世界観が巡り会い、語り合う場をつくりだします。 またイベントとして、12月25日(日)にフランス文学者で評論家の巖谷國士さんによる講演会や、毎週日曜日(12月25日、1月1日を除く)には、学芸員によるギャラリートークを実施します。展覧会と併せてどうぞお楽しみください。見立ての手法―岡崎和郎Who’s Who葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》1931~34年 北九州市立美術館蔵岡崎和郎《P.M.ボール》2005年 個人蔵岡崎和郎《〈消し絵〉冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》2013年 個人蔵岡崎和郎《ウィリアム・テルのりんご》2008年 個人蔵美術hiroba 清 田 幸 枝美術館へ行こう!北九州市立美術館 学芸員Yukie Kiyotaぎょ ぶつ ほ いいわ や くに おEvent〈記念講演会〉オブジェの不思議な世界 岡崎和郎とダダ・シュルレアリスムInformation見立ての手法―岡崎和郎 Who's Who【会場】北九州市立美術館 分館(リバーウォーク北九州5F)【会期】11月19日(土)~2017 年1月15日(日)※会期中無休 ただし、12月29日(木)~2017年1月1日(日・祝)は休館【開館時間】午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)【観覧料】一般1000(800)円 高大生600(400)円 小中生400(300)円※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金障害者手帳提示の方は無料年長者施設利用証提示の方は2割減免【お問合せ】093(562)3215【日時】12月25日(日)午後2時(午後1時30分開場)【会場】北九州芸術劇場 中劇場(リバーウォーク北九州6F)【講師】巖谷國士(明治学院大学名誉教授)※聴講無料催事情報を見る