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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

6 北九州市漫画ミュージアムは、資料の収集・保存や、展示・イベントなどを通じ、本市にゆかりのあるマンガ家の皆さんの業績について、紹介に努めるべく設立されました。既に功成り名を遂げた方々だけでなく、これから伸びていく新人マンガ家に対する支援にも積極的に取り組んでいます。出版社の編集者を招聘して、マンガ家志望者の持ち込み作品を講評してもらう「出張編集部」の開催などはその一例です。 毎年2月には、5階の企画展示室を市内の専門学校に貸し出して、学生作品の展覧会を開催しています。今年も「麻生情報ビジネス専門学校 北九州校」の「ゲームクリエータ科」(2月4日?5日)と「CGクリエータ科」(2月10日?12日)、そして「ヒューマンアカデミー北九州校 マンガカレッジ」(2月24日?26日)と、三つの「卒業・進級制作展」が実現しました。 さらに2月18日(土)には、創作同人誌即売会「九州コミティア」が開催されます。「同人誌」とは、元々は文学の用語で、志を同じくする作家や作家志望者がサークル(=同人)を作って、お互いの作品を批評しあい研鑽を深める目的で、自費出版の作品集(=誌)を制作することです。マンガにおいては、同人たちが一堂に集まって互いの会誌を交換したり頒布したりする「同人誌即売会」が盛んで、年に2回東京で開催される「コミックマーケット(コミケ)」には、3万を超えるサークルが全国から集い、50万人以上の来場があります。 コミケでは、マンガの熱心な読者が作品への愛情を表現し、ファンの間で分かち合う手段としての「二次創作」が大きなウェイトを占めています。好きなマンガのキャラクターや世界観を借りて、より自分好みのイラストやマンガや小説を書くというものです。それに対し、自身の創作した世界観やキャラクターによるオリジナル作品のみを集めたのが「コミティア」で、東京では年4回開催され、毎回3千から5千のサークルが集います。コミケが、ファン活動と作家活動を兼ね合わせた場であるとするならば、コミティアは作家活動に特化した場だと言えるでしょう。 東京以外にも、北海道・東北・新潟・名古屋・大阪で、やや小規模にそれぞれの「コミティア」が開催されているのですが、九州でも開催しようという有志が集まり、「九州コミティア・ミーティング」という団体が昨秋、発足しました。「コミティア」の名を冠してはいても、東京以外の各地域のコミティアは全て別団体で、独立採算で即売会を運営していかなくてはなりません。2月18日は本格開催に向けての「プレ開催」の位置付けで、100前後のサークルが出展する予定です。 マンガは、作者が描きたいものをただ描くだけではだめで、読者に理解され、気持ちが通じ合わなくては完成しません。ですから、作品を人に見せる経験を積み重ねることが何より重要です。「九州コミティア」が成功し、根付いていけば、新たな才能がさらに芽吹き、育っていくことでしょう。当館としても、大いに応援していきたいと思います。東京ビッグサイトでの「コミティア」開催風景写真提供:コミティア実行委員会「九州コミティア」プレ開催告知チラシ主催:九州コミティア・ミーティング「コミティア」で頒布されるさまざまな同人誌「九州コミティア」誕生!  新人マンガ家の研鑽の場として漫画hiroba表  智 之北九州市漫画ミュージアム 専門研究員漫画と北九州Tomoyuki OmoteInformation【会場】北九州市漫画ミュージアム 企画展示室(あるあるCity5F)【開催日時】2月18日(土)正午~午後4時【入場料】無料【お問合せ】北九州市漫画ミュージアム 093(512)5077創作同人誌即売会「九州コミティア」プレ開催けんさんしょうへい※  出展サークルの募集は終了しています