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概要

北九州市芸術文化情報誌「CulCul」・ 「かるかる」  発行/北九州市、(公財)北九州市芸術文化振興財団 出版事業課

2 北九州芸術劇場では、劇場内で舞台芸術をお届けするのはもちろんのこと、劇場の外で舞台芸術の魅力を生かした取り組みも数多く行っています。劇場が地域の企業や団体とパートナーシップを組み、この地域ならではの作品を創作する「地域のアートレパートリー創造事業」もその一つです。 平成25年度からスタートしたこの企画の第1弾は、リバーウォーク北九州とタッグを組みオリジナルダンス「リバダン!」を創作しました。振付家の近藤良平を迎え、リバーウォークに入居する店舗や企業、劇場、放送局、警備・清掃スタッフなどが普段の仕事風景に出てくる動きを持ち寄ってダンスにしました。日頃同じ施設で働いていてもなかなか顔を合わせる機会のない人たちが、ダンスを通じて出会い、肩書きなど関係なくハイタッチをする仲になっていく様子を見て、ダンスには人をつなぐ力があるのだと実感しました。 第2弾は、株式会社スターフライヤーとの協働でオリジナルダンス「そらダン」を創りました。「社内の若手を中心に取り組みたい」という思いから若手社員でダンスチームを結成し、彼らを中心にプロジェクトを進めていきました。振付家の康本雅子によるスタイリッシュなダンスは、航空業界やダンス業界からも注目を集めたほか、北九州空港のさまざまな場所で撮影したプロモーション動画は、空港や機内モニターで1年間流れていたので目にした方も多いかもしれません。現在も「そらダン」を覚えてわっしょい百万夏まつりに出場することが新入社員研修の一つになっているのだそう。 第3弾となる今年度は、ギラヴァンツ北九州とタッグを組んで「ギラダンス」を創作しています。今春の新スタジアムオープンに向けて何か新しい応援スタイルが提案できないか、現在ギラヴァンツとともに試行錯誤を重ねています。目指すのは、〝たとえ試合がなくても行きたくなるスタジアム?。試合中の応援にダンスをプラスしてさらに楽しくしたり、チームのスタッフやスタジアム従業員のおもてなしにちょっと工夫を加えたりすることで、お客さまに観戦を2倍楽しんでもらう。そんな仕掛けが、ダンスには可能なのではないかと考えています。 この「地域のアートレパートリー創造事業」のゴール地点は、オリジナル作品を創ることではなく、劇場とパートナーが二人三脚で歩むプロセスや、作品が完成してからの広がり、さらにはその先にあると感じます。これまで取り組んできた「リバダン!」や「そらダン」の今後、そして「ギラダンス」プロジェクトの展開を見守っていただきたいです。47 北九州芸術劇場地域のアートレパートリー創造事業「?ギラダンス”プロジェクト」「リバダン!」を踊る近藤良平とリバーウォーク北九州の従業員わっしょいパレードで「そらダン」を披露するスターフライヤー社員地域のアートレパートリー創造事業「?ギラダンス”プロジェクト」Information3月12日(日)ミクニワールドスタジアム北九州オープニングセレモニー舞台事業課 村 松  薫 Kaoru Muramatsu