財団法人 北九州市芸術文化振興財団

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◆平成22年度(第18回)北九州まちかどエッセー審査結果


 地域文化の振興のため、平成5年度以来エッセー募集事業『北九州まちかどエッセー』を広く全国を対象に、毎年実施しています。
 第18回目にあたる今回のテーマは「残したい・伝えたい”北九州の音”」として、心に残るふるさとの音にまつわるエピソードや思い出を綴っていただきました。 北九州市内外から123点の応募があり、4名の審査員による審査の結果、次の方々が入選しました。 
《入選作品》
                             
  タイトル 作者
 理事長賞
 (賞金10万円)
 霧笛の彼方〜
 懐かしきかな門司で
 の暮らし
 馬場 克幸 
 (田川市 36歳 男性)
 佳作
 (賞金3万円)
 ちゃんぐりん
 わっしょい
 若杉 妙
 (北九州市 64歳 女性)
 今も聞こえる 
 ポン菓子機の音
 富永 敏治
 (北九州市 82歳 男性)
 奨励賞
 (図書券5千円)
 忘れてはいけない心  赤松 志保
 (引野中学校2年 女性)
 私と太鼓と故郷   小笠原 華子
 (西南女学院高等学校
  3年 女性)

 なお、理事長賞・佳作及び奨励賞の入選作品は、全文を「ひろば北九州」平成23年2月号に掲載致しました。


《審査員》
 審査員長

 審査員
 審査員
 審査員
 
 山下 敏克

 北谷 真司
 熊本 かほる
 馬場 美佳
 (北九州文学協会初代会長
 
 (北九州市黒崎中学校教頭)
  (よみうりFBS文化センター
     北九州センター支配人)
  (北九州市立大学
     文学部准教授)

       
《審査講評》
 今回のテーマは「音」である。
このテーマ設定から、応募作品の多くは祇園太鼓の音と関門海峡を行き交う船の音を取り上げていた。こうした重複はある程度予想されていたことである。しかしながら、同じ素材を扱いながら、その内容は多彩で、実体験に基づくドラマが展開されており、楽しく読んだ。
 理事長賞「霧笛の彼方〜懐かしきかな門司での暮らし」
(馬場克幸さん)・・・

 文章・表現・構成の三拍子がそろっており、テーマの「音」の取り入れ方も見事だった。関門海峡を行き交う汽笛、その汽笛が聞こえる高台の家、銀天街の活気・・・・素材も描写も素晴らしく、懐かしい調べを聞きながら読んでいるような心地がした。
 佳作「ちゃんぐりん わっしょい」(若杉妙さん)・・・
 八百年の伝統を誇る仲宿八幡宮の祇園山笠を取り上げた作品。祭り特有の雰囲気を臨場感あふれる描写で綴りながら、祖母と孫のゆかしい情愛をうたい上げており、この点が優れていた。人情味豊かな作品だった。
 佳作「今も聞こえるポン菓子機の音」(富永敏治さん)・・・
 ポン菓子を作る場面やポン菓子を食べる子どもたちの情景描写が面白く、魅力のある作品だった。
  
 奨励賞「忘れてはいけない心」(中学2年、赤松志保さん)・・・
 祖父母の営むお好み焼き店の音がテーマ。中学生らしい清純な表現と心情が微笑ましく、美しい文章だ。テーマの「音」への感性も素晴らしい。
 奨励賞「私と太鼓と故郷」(高校3年、小笠原華子さん)・・・
小学生の頃から打っている祇園太鼓がテーマ。長年の体験の強みが作品にも滲み出て、臨場感のある描写が太鼓の音のように読み手の心に共鳴し、感動した。 
◆平成21年度(第17回)北九州まちかどエッセー審査結果


 地域文化の振興のため、平成5年度以来エッセー募集事業『北九州まちかどエッセー』を広く全国を対象に、毎年実施しています。
 第17回目にあたる今回のテーマは「わが家の味、ふるさとの味〜北九州〜」として、北九州の味にまつわる感動や思い出を綴っていただきました。 北九州市内外から過去最多の510点の応募があり、4名の審査員による審査の結果、次の方々が入選しました。 
《入選作品》
  タイトル 作者
 理事長賞
 (賞金10万円)
 同志のバトン  阿部 松代
 (川崎市 42歳 女性)
 佳作
 (賞金3万円)
 倖せをくれた
       勘違い
 山口 みあき
 (下関市 48歳 女性)
 奨励賞
 (図書券5千円)
 思いを繋ぐ味  赤星 優希
 (西南女学院高校3年
              女性)
 大好きな味へ   末吉 純乃
 (照曜館中学3年 女性)
 初めて作った
     祖母の味
  増中 捺未
 (引野中学2年 女性)
         

 なお、理事長賞・佳作及び奨励賞の入選作品は、全文を「ひろば北九州」平成22年2月号に掲載致しました。


《審査員》
 審査員長

 審査員
 審査員
 審査員
 
 小林 慎也

 岩森 道子
 高崎 綏子
 黒岩 貞治
 (梅光学院大学特任教授
 
 (小説家)
  (作 家)
  (穴生文芸))

《審査講評》
 今回のテーマは「食と味覚」だった。食べなければ分りにくい
「味」を表現するのは意外と難しそうだが、500編を超す最多の応募があり、それぞれに地域特有の味覚に取り組んで、思わずつばを飲む楽しさがあった。
 理事長賞「同志のバトン」(阿部松代さん)・・・
 大都会に出たばかりの大学生が主人公。休暇に小倉に戻って母親から教わってきた「じんだ煮」を寮で作って振る舞う姿を同室の友人の眼から描く。故郷の味によって元気を取り戻し、大人へと成長してゆく。「おふくろの味はリレーのようにバトンを受け継いだ味」だからなのだろう。 
 佳作「倖せをくれた勘違い」(山口みあきさん)・・・
 「大学から少し離れた場所がいい」と勘違いして八幡に住んだ大学生の食体験。駅前に並ぶ「八幡ちゃんぽん」の店で、特製ちゃんぽんを食べて、その魅力にはまる。店主夫妻が親代わり、そこで知り合った縁で結婚する幸せも。いっぱいの具と湯気のほかほか感が伝わる。 
  
 選外となったが、「旦過市場の屋台」(阿部路子さん)、「門司の平民食堂」(菅中正博さん)も北九州ならでは書けない作品だった。
 奨励賞「思いを繋ぐ味」(高校3年、赤星優希さん)…
 漬物上手のおばあちゃんとお握り得意の母を紹介する。
 キュウリにナス、大根。それに西瓜の皮も入れた糠床。「おいしくなーれ」の呪文がいい。母の梅干し、高菜も同じ。わが家の味が一番と納得させる。
 奨励賞「大好きな味へ」(中学3年、末吉純乃さん)…
 幼時から病気がちだったため、母は「とろとろのおかゆさん」、祖母は「卵とじのおかゆ」を作ってくれる。元気の素と家族の愛情、
「とろとろ」の忘れられない手作り味。それを引き継ぐ幸せが見えてくる。
 奨励賞「初めて作った祖母の味」(中学2年、増中捺未さん)…
 おばあちゃん秘伝の「卵焼き」に魅せられ、自分もと挑戦する。
 蜂蜜、ゴマ、だしの隠し味と実践する過程が具体的だ。
 
 小学生の作品にも初々しい、北九州とそれぞれの家の味の発見が見えた。

◆平成20年度(第16回)北九州まちかどエッセー審査結果


 地域文化の振興のため、平成5年度以来エッセー募集事業『北九州まちかどエッセー』を広く全国を対象に、毎年実施しています。
 第16回目にあたる本年度は、テーマを「わが家のエコライフ〜環境首都を目指す北九州市〜」として、今、あなたが実践している「もったいないの心」(ごみの減量化、ものの再使用・再利用など)を綴っていただきました。  今回は、北九州市内外から407点の応募があり、4名の審査員による審査の結果、次の方々が入選しました。今回は学生さんの応募が多く、入賞に奨励賞2点を新設しました。
 
《入選作品》
  タイトル 作者
 理事長賞
 (賞金10万円)
  がんばれ!ゴミダイエット!石田家の挑戦  石田 文
 (北九州市小倉北区 34歳 女性)
 佳作
 (賞金3万円)
 エコロジーと、セコロジー  千原 健太郎
 (北九州市戸畑区 26歳 男性)
 新しい主人探し   岩倉 マリ
 (神戸市兵庫区 28歳  女性)
 奨励賞
 (図書券5千円)
地球の未来をまもる身近なエコ  中尾 純平
 (北九州市小倉南区 8歳 男性)
 カランカラン   馬場 朝子
 (北九州市小倉北区 14歳 女性)

 なお、理事長賞・佳作及び奨励賞の入選作品は、全文を「ひろば北九州」平成21年2月号に掲載致しました。


《審査員》
 審査員長

 審査員
 審査員
 審査員
 
 天川 悦子

 石丸 美奈子
 折世 凡樹
 暮安 翠
 (北九州童謡・唱歌かたりべの会会長)
 (コピーライター)
 (作 家)
 (創作研究会会長)

《審査講評》
 今回は、407編という、これまでで最多の応募数があった。これは、小中高から学校単位での応募があったからである。従って、応募者数の年代も10代の333人が最多であり、一般からは40代の16人を筆頭に72人の応募があった。このような事情から、今年は一般の入賞者は従来通りだが、学校単位の作品は別個審査とし、「奨励賞」2人ということにした。
 理事長賞「がんばれ!ゴミダイエット!石田家の挑戦」(石田文さん)・・・
 他市から北九州市へ転勤してきてゴミ収集の進歩に驚く主婦の目をよく捉えている。やや実践性に重きを置きすぎた感もあるが、面白く読ませる。 
 佳作「エコロジーと、セコロジー」(千原健太郎さん)・・・
 この方も他市から転勤してきて北九州市の環境への取り組みに共感し、改めてエコへの取り組みを実践している。若い世代のエコライフに共感が持てる。 
 佳作「新しい主人探し」(岩倉マリさん)・・・
神戸に住む方で、雑誌で見たインターネットオークションの記事に触発されて不用品を出品してみた。この発想は若い時代の物品有効利用だと思う。ただ、北九州との関連が欲しかった。
  
 選外ではあったが「もったいないお化けがやってくる」(椿幸恵さん)もユニークな発想で期待される。
 一般応募作品について今後考えて頂きたいのは文章の構成である。段落のもつ意味、何をどのように訴えたいのか、主題の展開は段落構成にかかっているということである。
 奨励賞「地球の未来を守る身近なエコ」(小学3年、中尾純平さん)…
  取り組むきっかけがペシャワール会の伊藤さんの事件からというの
を評価したい。そして学級生活をみんなで見直しエコへ取り組んでいる
実践が面白い。
 奨励賞「カランカラン」(中学2年、馬場朝子さん)…
  北九州がまた環境を取りこわしているのでは、という発想が面白い。
 今回は入賞者がみんな30代以下で若い方ばかりであった。テーマの捉え方や発想の斬新さなのだろうか。
  
◆平成19年度(第15回)北九州まちかどエッセー審査結果


 地域文化の振興のため、平成5年度以来エッセー募集事業『北九州まちかどエッセー』を広く全国を対象に、毎年実施しています。
 第15回目にあたる本年度は、テーマを「北九州ー文化のかおるまちへー」として、北九州のまちで感じられた文化のかおりなどを綴っていただきました。
 今回は、北九州市内外から77点の応募があり、4名の審査員による審査の結果、次の方々が入選しました。
 
《入選作品》
  タイトル 作者
 理事長賞
 (賞金10万円)
  まちかど文化祭  原 和義
 (北九州市八幡西区 78歳 男性)
 佳作
 (賞金3万円)
 光る扉へー文化の香るまち北九州  佐藤 香代子
 (北九州市八幡西区 57歳 女性)
 文化のかおるまち〜彫刻家「井上由紀子」との出会い〜   橋本 光夫
 (北九州市戸畑区 55歳 男性)

 なお、理事長賞・佳作の入選作品は、全文を「ひろば北九州」平成20年2月号に掲載致しました。

《審査員》
 審査員長
 審査員

 審査員
 審査員
 
 宇山 翠
 熊本 かほる

 水上 平吉
 山下 敏克
 (作家)
 (よみうりFBS文化センター支配人)
 (児童文学誌「小さい旗」主宰)
 (北九州文学協会会長)

《審査講評》
 今回のテーマを前にして、応募されるみなさんの脳裏には、どのような事柄が思い浮かんだか。どのような視点で綴るだろうかと、期待を抱いた。
 だが、テーマは<北九州>と地域を限定している。それだけに、関心はあっても少々、手強かったのではと、ひそかに思った。
 全国から寄せられた作品は77編。
 審査は一次選考で上位21編、さらに5編に絞り、最終的に次の受賞作品
を決定した。
 理事長賞「まちかど文化祭」(原和義さん)・・・
 自身のパソコン学習を通して、共に学んだ人たちを軽妙なタッチで綴っている。
 さらに、学習を受ける場となった市民センターという地域の核について触れていく…。この核を中心に、まちかど文化は広がりを見せていると、将来への期待を膨らませつつ、<文化>を根源的にとらえてもいる。高齢世代の心意気、前向きの姿勢に拍手したい。
 
 佳作「光る扉へー文化の香るまち北九州」(ペンネーム、佐藤香代子さん)・・・
 文化とは、なにか。一つの角度から光を当て、論を進めている。併せて、ボランティア運営による教室についても述べ、主張を展開していく。自身のボランティア体験によるもののようで、論旨は明快と言えよう。
 
 佳作「文化かおるまち〜彫刻家『井上由紀子』との出会い〜」(ペンネーム 橋本光夫さん)・・・
 若くして逝った彫刻家・井上由紀子の足跡を自身で辿りながら、彼女の作品をかかえ込む北九州という街の文化に、慈しみを滲ませ書いている。著者の心情、行動に魅かれた。結語にも感動したとの評だった。
  
 なお、入賞は逸したが、ミニたたら製鉄の体験、見学を綴る「ものをつくる」(ペンネーム、高橋美惠子さん・八幡西区)は印象に残った。
     
◆平成18年度(第14回)北九州まちかどエッセー審査結果


 地域文化の振興のため、平成5年度以来エッセー募集事業『北九州まちかどエッセー』を広く全国を対象に、毎年実施してきました。
 第14回目にあたる本年度は、テーマを「わが家の家庭教育」として、家庭教育に関するいろいろな思いを綴ってもらいました。
 今回は、北九州市内外から204点の応募があり、4名の審査員による審査の結果、次の方々が入選しました。
 
《入選作品》
  タイトル 作者
 会長賞
 (賞金10万円)
 「張り紙大作戦」  青井 のな
 (東京都北区 51歳 女性)
 佳作
 (賞金3万円)
 「わが家の家庭教育」  菅中 沙都姫
 (北九州市小倉南区 28歳 女性)
 「なんだか儲けたな』」   玉木 文憲
 (大阪市淀川区 57歳 男性)

 なお、会長賞・佳作の入選作品は、全文を「ひろば北九州」平成19年2月号に掲載致しました。


《審査員》
 審査員長
 審査員
 審査員
 審査員
 
 河野 正彦
 岩森 道子
 高崎 綏子
 宮崎 貴子
 (詩人)
 (作家)
 (作家)
 (北九州都市協会専務理事)

《審査講評》
 子どもの問題行動が深刻化、家庭教育のあり方が問われ、国民の関心も深い。それを反映し、北九州市内を含む福岡県内49編、県外152編、海外(アメリカ、韓国、マレーシア)3編の計204編と、多数の作品が寄せられた。
 温かい家庭の姿を描いたものもあったし、理念はうかがえても臨場感が乏しいものもあった。だが、テーマは「わが家の家庭教育」であり、そこに至までの過程に重点を置かねばならない。合同審査は予定時間を大幅に上回り、1次選考で上位21編、さらに7編に絞り、最終的に次の受賞作品を決定した。
 会長賞「張り紙大作戦」(ペンネーム、青井 のなさん)・・・
 口やかましい説教よりも、家族が同じ立場で、感じたことや自分の考えを張り紙で伝え合ってゆく。トイレの中扉に張る着想は面白く、それを通して家族の信頼関係が生まれている。これも成功した家庭教育の一つに違いないが、「そこから先にまで踏み込んでほしかった」との意見もあった。
 
 佳作「わが家の家庭教育」(菅中 沙都姫さん)・・・
 家族会議の記録ノートの内容の豊かさがうかがえる。障害を持つ妹へのきょうだいの思いやりもそこから生まれたのだろう。人を傷つけた時、落ち込んだ時には、涙しながら相手の立場に立つことの大切さを教えてくれた母、嘘をついた時には厳しく叱り、最後に力いっぱい抱きしめてくれた父、この愛情から非行が生まれる余地はない。
 佳作「なんだか儲けたな」(玉木 文憲さん)・・・
 難病で車椅子を手放せず、子どもを膝に乗せるのが精いっぱいだった父だが、子どもたちは父の愛情を素直に感じ取り、車椅子を押しながら頬を擦りつけてくるなど、喜びや悲しみを父と共有しようとしている。自立心はそこから芽生えるのだろう。周囲の人たちの励ましや、身体的ハンディを乗り越えようとする父の心に、もの言わぬ家庭教育を見た思いがする。
  

なお、入賞は逸したが、ペンネーム・山崎彩乃さん(埼玉県富士見市)の「心をつなぐ読み聞かせ」に感動したことを付記しておきたい。


◆平成17年度(第13回)北九州まちかどエッセー審査結果

 地域文化の振興のため平成5年度以来「北九州」にちなんだエッセー募集事業『北九州まちかどエッセー』を広く全国を対象に、毎年実施してきました。
 第13回目にあたる本年度は、テーマを「私のショッピング」として、ショッピングに関するいろいろな思いを綴ってもらいました。
 今回は、北九州市内外から224点の応募があり、4名の審査員による審査の結果、次の方々が入選しました。
 
《入選作品》
  タイトル 作者
 会長賞
 (賞金10万円)
 「あの日、私たちが買ったもの」  奥山 真理
 (京都市 46歳 女性)
 佳作
 (賞金3万円)
 「ハンバーグ プロジェクト」  山下 純子
 (岐阜県大垣市 41歳 女性)
 「形のないものを『買う』」   米澤 泰子
 (門司区 50歳 女性)
なお、会長賞・佳作の入選作品は、全文を「ひろば北九州」平成18年2月号に掲載しました。
《審査員》
 審査員長
 審査員
 審査員
 審査員
 
 小林 慎也
 石丸 美奈子
 熊本 かほる
 谷 伍平
 (梅光学院大学教授)
 (コピーライター)
 (読売FBS文化センター支配人)
 (北九州都市協会顧問)
《審査講評》
 県外178編、海外(タイ、アメリカ、イギリス、カナダ)4編を含む224編の応募作品の中から、一次選考で上位18編、さらに合同審査で3編に絞った上で、最終的に以下の受賞作品を決定した。
会長賞「あの日、私たちが買ったもの」・・・
 友人とウイッグ(かつら)を買うためにデパートに行く。友人が再入院して抗がん剤治療をするための準備なのだ。気に入った見本は品切れ。だが、それを察した店員も「実は」と同じ体験を打ち明け、励ましのことばと、西陣織のお守りを代わりに手渡す。
 ウイッグを付けることはついになかったが、「ほんの少し切なくて、行く先に明かりを灯してくれる」買い物だったと結ぶ。
 別れの悲しみと店員の心配り。切なさと温かみが織り込まれて、審査する全員の共感が集まった。
佳作「ハンバーグ プロジェクト」・・・
 20歳のときの体験。「彼のためにお料理を」と買い出しに。うっかり「初めて」と言ったとたん、肉屋のおばさんがハンバーグを勧め、八百屋さんではタマネギ、卵屋、乾物屋と総動員で「応援プロジェクト」が進行する。はては料理のコツも。売る側の心意気がテンポのよい会話で展開する組み立ても巧み。ほほえましく、さわやかな後味。
佳作「形のないものを『買う』」・・・
 自分の半生の買い物体験を紹介しながら、一種の買い物哲学を披瀝する、ユニークな味わいの作品になった。「一つ買うときは一つ捨てる覚悟で」「物理的なモノはシンプルに、精神的なものは豊かに」など、もの余り時代へチクリと針を刺す。